波の音が聞こえる場所

昨日に引き続き、悲しいニュースがありました。
「みはらし温泉」が閉館するそうです…。
広島県三原市にある、海に面した天然温泉で、結構大きな施設です。

三原市在住の頃、たびたび通ったものでした。
それ以前からも好きな施設だったので、よく行っていました。
主に日帰り温泉と食事の利用でしたが、宿泊もしたことがあります。
また、県外から遊びに来てくれる友人知人を、たくさんご案内しました。
みんな「食事もお風呂もいい」と気に入ってくれて嬉しかったものでした。

そんな思い入れのある施設でしたが…。
去年の春、レジオネラ菌感染事件が起き、死者まで出てしまい、長期の営業停止へ。
約半年後にお食事処のみ再開し、1年後には温泉も再開しましたが、秋にまたお湯からレジオネラ菌が検出され報道されまた休館、イメージがガタ落ち。
ついに閉館の運びとなったようです。
すごく寂しいです。

さすがに集団感染事件てのは不衛生で、温泉経営としてダメじゃんと思いましたよ。
でも、批判を覚悟で言わせてもらうと、どこの入浴施設でもレジオネラ菌ってある程度いるんじゃないですかね。
普通にお風呂に入って、かけ湯とか洗顔とかして、ちょっとくらい顔についたお湯をなめちゃった…程度では、病気になるほどのもんじゃないと思うのです。
そんな事を気にしていたら、どこの共同浴場にも一切行けなくなります。

みはらし温泉は海岸由来の特殊な塩湯で、胃腸への飲用効果もあり持ち帰りができますが、それらは入浴用とは別に水道から出る仕様になっています。
おそらく飲用効果を期待したアホな人が、水道の飲用水じゃなく浴槽のお湯を直接、大量に飲んだんじゃなかろうか。
その結果の事件なんじゃないかと、勝手に思っています。
それは憶測の域を出ないし、閉館するのは事実だから、何とも言えませんが。

入浴施設は秋から営業していませんが、このまま再営業しないそうです。
料理店は来年1月4日、宿泊所は1月31日に閉館、施設と駐車場は売却されるとか。
その前に、料理店には可能であれば行ってみたいです。
タコ飯、海鮮丼、焼牡蠣、ネブト…おいしかったものの数々が次々と思い出され、そのイメージ画像はまさに深夜の空腹を襲う飯テロ状態（笑）。