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年取ると涙腺が緩む

2018年11月17日 09:52

年取ると涙腺が緩む

ちょっと語っていいかな。
オレさ、このあと式挙げるんだ。
前の嫁と死別して13年。


5日間の出張から帰ったら、部屋で死んでたよ。

妊娠してたんだけど、検診行ったら「育ってない」って言われたらしく、それを苦にしたみたいだ。
嫁さ、実家で「いらない子」扱いされてて。

親父がクソで「学校で一番とれないのは自分の子じゃない」なんて言ってて、がんばっても一番になれなかった嫁は中学のときから病んでた。


でもオレと知り合って、だいぶよくなったみたいでさ。
それでも「マトモに育てられてきてないから、親になる自信がない」って言ってて、4年経ってやっとその気になって妊娠したんだ。

出張から帰ってきて、嫁を見つけて、そっから先の記憶がない。
気づいたら、嫁に関わるほとんどはクソ親父に持っていかれたみたいで、家には嫁のもの、何もなくなってた。
位牌と遺骨だけは死守したみたいなんだけど、クソ親父とのやり取りも覚えてないんだ。

クソ親父、自分が一番だったから、自分の家族は一番なのが当然、娘の相手も一番が当然だったみたい。
だからオレのコトも、大嫌いだったんだよな。

嫁の写真とか、全部持っていかれるじゃん。
記憶の中で会えるからいいや、とか強がってたんだけどさ、忘れていくんだよな。
あんなに大好きで、いつも合わせてた顔なのにさ。
3年、4年経つと、思い出すのに時間がかかってきて、8年くらい経ったらもう完全に思い出せなくなってた。


嫁のことは今でも大好きだ。
でもやっぱり時間が経つと、恋愛っぽい相手も出てくるんだ。
そういう相手にはさ、嫁のこと言わなきゃいけないじゃん。
そうすると決まって、「奥さんの代わりにはなれないよ」って言われちゃうんだよ。

代わりを探してたつもりはなかったけど、そう見えちゃうのかなって。
そのたびに恋愛諦めようとしたんだけどさ。
で、今の彼女よ。

今の彼女だけはさ、嫁のこと話したら、「でもそういう経験があるから、今のあなたがいるんだし」って言ってくれて。
家に来て、嫁の位牌にも手を合わせてくれて。

そしたら、その、彼女が家に来た日よ。
彼女が帰って、風呂に入ってたら、突然嫁が降りてきたわ。
顔なんて忘れてたのに、おもしろいもんだよな。
満面の笑み浮かべて、頬っぺた撫でられた気がした。
風呂で声あげて泣いちゃったよ。

次の日、彼女に、正式に交際申し込んだ。
その後、嫁のクソ親父が死んで、嫁のいろいろが母親からオレに戻された。
気持ちの整理がついたから、改めて彼女結婚申し込んだよ。

彼女(もうすぐ嫁になる)は、「奥さんはあなたの中で生きてるから、大事にしてあげてほしい。でも私は私で大事にしてほしい」と言ってくれてる。
毎日嫁の仏壇をキレイに掃除してくれて、手を合わせてくれてる。
二人の嫁を大事に、これからの人生精進していきたい。

オレ、幸せになるよ。
最初の嫁にしてやれなかったこと、二人目の嫁にしてやりたい

長くなって申し訳なかった。
このスレ、ROMだけだったけど、ずいぶん励まされたんだ。
このスレのみんなに、幸多からんことを、心から願っている。
ちょっと先に、前へ進ませてもらうわ。

じゃ、準備に行ってくる。

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