人間関係で体調が悪い?

”職場の人間関係で体調が悪い”と訴えられる人は栄養が悪い

精神科では、”職場の人間関係”とか”職場のストレス”とかが主訴の患者は非常に多い。

典型的な患者。
症例；40代後半、女性。
半年前から”職場の人間関係で悩み、体調が悪い”。
仕事も時々休んでしまい、家事もこなせない。
AST13、ALT8、γGTP11。ALP31。
BUN11.3、RBC413、Hgb10.5、フェリチン6。
→典型的な最重度の鉄タンパク不足。

栄養が悪いと、
柔軟な思考が出来ず極端な考え方をする。
些細なことで過敏に反応して、落ち込んでしまう。
いつまで経っても立ち直れない。
気持ちが切り替えられない。

栄養が良くなると、
柔軟な考え方ができる。
些細なことは軽くやり過ごせ、動じない。
落ち込んでも立ち直りが速い。
気持ちが切り替えられるようになる。

つまり、栄養が良くなると、
確かに職場環境には大きな問題があるのは確かだがが、それに動じなくなり、冷静に対応できるようになる。
つまり、対人関係などのストレスに強くなる。

ストレスに強くなりたければ、最低限「プロテインと鉄」。
できれば、B50+C+Eも。
by　藤川徳美