因果応報

大学時代の先輩で非常に人当たりの強い人がいて、経済学部でサークルも経済新人会という将来はエリートサラリーマン的な人だった。
この人がとにかく口調が厳しいというか、もう一人いたおとなし目の温厚な先輩に対していつもかなりきつく当たっていて、そんなだからお前はダメなんだ！みたいなことをよく言っていた。

このおとなし目の先輩は面白いというか奥が深いというか変わり者というか、予想を超えた行動を取るので面白くて好きだったから、いつも罵られているのがかわいそうだった。


大学卒業してからずっとこの二人とは付き合いがなかったのだけれど、ここ数年でFacebookで繋がりができてそれぞれの近況がわかるようになった。

温厚な先輩は外人の奥さんがいて、子供はいないようだけど、いつも二人であちこちに旅行に行っているよう。楽しそうな写真をいつも投稿している。

当たりのきつい先輩は会社でパワハラを受けて精神を病んだようで最近まで休職していたようだ。今も病院に通いながらなんとか働いている。

上述のような過去を知っている身としては、因果応報としか言いようがない。

パワハラ上司へ色々と愚痴を書いていても、あなたも昔は同じことをしていたじゃないか、としか思わない。