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10月1日では遅すぎる

2018年01月31日 20:58

レッド・ホイルの「10月1日では遅すぎる」というSF小説を買った。

1976年の版だ。


昔々、自分が小学生だった頃から毎週のように日曜日には祖父母の家に遊びに行っていた。

その時に駅の本屋で文庫を一冊買ってもらう。

中学になってからはハヤカワのSF文庫を買っていたものだ、それがやがてカフカだのカミュだのゲーテだのに変わっていった、

その頃にハヤカワの中で読んでみたい候補の一つが「10月1日では遅すぎる」だった。

手に入れるまで40年かかったが、こういう縁があるものは時間に関係なく手元にやってくる。

まさにこの時間がこの小説テーマなのだ。


レッド・ホイルは小説も書いているが、本職は天体物理学者である。

ビッグバン理論が今では当たり前のように思われているが、ホイルはビッグバン理論に反対して定常宇宙論を説いた。

これゆえにホイルは世間から抹殺され彼の小説も忘れ去られてしまっているが、

そもそもビッグバン理論がなぜ主流になったかというと、キリスト教天地創造論にぴったりあったからである。

定常宇宙論では天地創造が否定される。



さて、そのホイルの予言というものがある。

人類は2025年の前後10年で滅びる、という。


ポイントエネルギーだ。


エネルギーが枯渇するという話ではない、むしろホイルはその頃にエネルギー問題は解決されるとしている。

そしてそれ故にこそ人類は滅びる、という。


ユニーク科学者の一人だ。

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