雑記

今年は柳原白蓮の著作がフリー素材になるので、青空文庫で読めるようになるのです。

私の好きな人物に平野威馬雄というフランス文学者がいます。1986年に亡くなられたのですが、いつか墓参りに行きたいと思っています。

この平野威馬雄という人は生まれたのが柳原白蓮の叔母の柳原愛子邸です。

面白いことに平野威馬雄は本当は柳原愛子の子供である、という説があります。
柳原愛子は大正天皇の実母ですから、本当なら大正天皇の弟になります。
しかし、それはないwとは思いますが、平野威馬雄がメチャクチャな人生送りつつも無事に生きてこられたのは皇室の後ろ盾があったからだ、言われるとうーむ、と唸ってしまいます。
平野の本当の母は明治天皇の侍従でしたから柳原邸にいてもおかしくはないのですが。ちなみに昭和天皇の乳母です。

父親はアメリカ人のヘンリー・パイク・ブイです。ウィキペディアがあるくらいに有名な人です。一説にはフランス皇帝ナポレオンの妃ジョセフィーヌの親戚筋という話もありますが、眉唾物だと思います。

平野威馬雄は東京外語大や上智大学でドイツ語を学んだのにフランス文学者という変な人です。
色々とやらかしています。

ハーフだった平野は洋風な顔立ちのために幼少期からイジメや差別を受けます。
昔ですから、今よりもかなりハードだったようです。
そして彼は自分を家なき子の主人公レミに重ねるようになります。

終戦後には混血児をバックアップする「レミの会」を作ります。

平野はオカルトにも興味があり、お化けを守る会を組織したり、UFO団体のCBAにも所属します。
CBAは三島由紀夫も所属していて、彼の「美しい星」という作品はここを知らないとわからない。
CBAは1960年代に社会問題を引き起こしますが、これを世間に公表したのが平野だと言われています。

とにかく多種多才で面白い人物です。


彼の娘が平野レミです。