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X'masには定番 薄幸の古典名画『素晴らしき哉、人生!』

2017年12月24日 13:25

X'masには定番 薄幸の古典名画『素晴らしき哉、人生!』

幸せ不幸せは心の鏡

鏡が曇れば心も陰る
鏡を磨けば日本晴

鏡が曇るか曇らぬか
人の心の持ちようか







幸せってな、二つある。

確かめる幸せと湧いてくる幸せ。




貧乏じゃないから 贅沢ができる

容姿がよゐから 異性に大モテ

高学歴で周りが皆 バカに見える


これらのことで、他人を見下して感じる優越感は、人の心を恍惚とさせる魔力を秘める。




だけど、じゃあ貧乏だと幸せにはなれないってのか?

容姿が悪いと、例え怪我や病気でそうなっても、見た目が悪けりゃ幸せになれないのかってえ~と、そりゃ違うだろって話でね。

貧しかろう未開の地の子供たちの瞳がキラキラキラキラしていたり、都会の子供は幸せかってなると、そりゃどうだろうって話なんでね。

ほっといても、自分の中の方から自然と湧き上がってくる無条件の喜びってのも、これはある。



誰かと比べて優越感に浸ることで得られるのは、条件付きの幸せ。

子供や赤ちゃん笑顔とか、もう無条件に湧き上がる幸せもある。



努力して何かを為し遂げることで
カタルシス
達成感を感じるのは、内面からの無条件の幸せ。

それを鼻にかけ優越感に浸るのは条件付きの幸せだ。



貧乏人にも成功者にも、「本当の」幸せの権利は誰にも平等にある。













アメリカでは、X'masに定番の映画ってあって、『素晴らしき哉、人生!』ってのが、それ。



この映画、とにかく暗くて矢鱈と重いが、確実に泣けるんじゃないだろうかって、地味ィ~な逸品。

なんせこの映画の主人公、小さい頃から不幸の連続大波小波。よゐことなんぞ一つもありゃしない。

とことん追いつめられ八方塞がりとなった主人公だが、もしも彼が居ない世界があったらどうなっていたのだろう。



後半で価値観がひっくり返るのがこの映画の肝なのだが、この映画自体が逆転劇の主人公。

この映画の製作当時、CGなど勿論なく、映画の舞台となる街を実際に造って撮影された。

だが、映画は不評不入りの大赤字。

製作会社倒産し、負債の整理で二束三文でTV局に売られたフィルムの中に『素晴らしき哉、人生!』も。



ところで当時のX'mas、家族で教会のミサに行き、夜は七面鳥を焼いて家族で過ごすのが一般的。

誰もTVなど観やしない。

TV局としては、どうせ誰も観ない番組にお金など掛けたくはない。
ちょうど二束三文で買った映画があるから、これでも流しとけって感じで『素晴らしき哉、人生!』がX'masの定番となった。

ところが、X'masにTVを観るような「ぼっち」にはこの映画、正にツボに刺さりまくりだったようだ。

じわじわと人気は上がり、やがて『素晴らしき哉、人生!』はX'masの定番から看板に評価を上げた。

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