いい話:アフリカ出身者初の関取:大砂嵐金太郎さん

アフリカ出身初の関取:大砂嵐(おおすなあらし)金太郎さんの話

金太郎さんは１５歳から地元クラブで相撲を始めました。
ただ、指導者も素人で、稽古は月２回ほど。
「本格的な相撲」を求めて２年前に来日しました。
いくつかの部屋に入門を断られましたが、大嶽(おおたけ)部屋でトイレ掃除を丁寧にこなした熱意が認められました。
金太郎さんは宗教上、豚肉を食べません。
それでも多くの外国出身力士が苦手な刺し身は口にし、稽古やちゃんこ番の合間を縫って、１日５度の礼拝を続けながら稽古場の神棚にも手を合わせます。
「僕がアラーを信じるように　日本人が守ってきたものがある」
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名古屋場所ではイスラム教の断食月と重なり、日中の飲食ができませんでした。
深夜に起き、ファーストフード店でしのぎましだ。
「苦しみを経験した後にこそ、神様のプレゼントがある」
夏場所で幕下優勝を果たしました。
十両昇進が決まり、アフリカの出身者として初の関取の座を勝ち取りました。

朝日新聞2013.6.1


ちょっと反省させられました