- 名前
- 笹熊猫 尚輝
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- 51歳
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- 千葉
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週刊アニメ時評 第47回 『革命機ヴァルヴレイヴ』を再検証
2013年06月26日 18:11
ネタ? 本気のSF? ジェットコースターアニメ
『革命機ヴァルヴレイヴ』を再検証
日刊サイゾー(2013年6月23日)
そろそろ4月スタートの春クールアニメの最終回ラッシュに突入する、テレビアニメシーンですね。放送前の下馬評どおりに面白かった作品もあれば、「どうしてこうなった」な作品もあり、百花繚乱な今クールアニメらしく、さまざまな結末が描かれることになると思われます。
そんな中、最終話直前の現在もなお「これは面白いのか?」「いや、面白い!」と、いまひとつ評価が定まらないアニメが『ヴヴヴ』こと『革命機ヴァルヴレイヴ』です。
『機動戦士ガンダム』『コードギアス 反逆のルルーシュ』など、多数のヒット作を世に送り出したアニメ制作会社・サンライズによる超王道にして大作ロボットアニメとして、鳴り物入りでスタートした本作。T.M.Revolutionと水樹奈々というアニソン界のスターがデュエットするオープニング主題歌「Preserved Roses」は10万枚超のヒットを記録し、バンダイから発売された主役ロボット・ヴァルヴレイヴのプラモデルも、店頭に並ぶとすぐさま売り切れになってしまうほどのフィーバーぶりを見せています。
そんなグッズ関連が絶好調な『ヴヴヴ』ですが、唯一、賛否両論なのが肝心のアニメ本編のストーリーだったりします。
以前、この連載で「過去の名作ロボットアニメをオマージュしたシーンが続出!」(http://www.cyzo.com/2013/04/post_13198.html)と書いたように、どっかで見たことがあるような設定やシーンが続出する本作。「二国間の戦争に巻き込まれた中立コロニーに住む主人公が、偶然最新鋭ロボットに乗り込み、エースパイロットになる」という第1話を見た視聴者(っていうか筆者)は、てっきりこの後コロニーから脱出なり軍属になるなりして、主人公たちは刻の涙の一つや二つ見ちゃうのかなと推測したりもしたんですが、まったくそんなこともなく学生だけでコロニーに居座り「国家として独立宣言」しちゃったり、ヴァルヴレイヴのパイロットになった主人公・時縞ハルトはなぜか人に噛み付くと人格ごと乗り移る「ヴァンパイア化」しちゃったり。はたまた、元アイドルでありメインパイロットの一人・流木野サキが歌う挿入歌に合わせてミュージックビデオみたいな映像が流れたり、何かあるとSNSに情報を公開して「イイネ!」的なボタンを世界中の人に押してもらったり、その合間に敵が攻めたり撤退したり……。なんだか妙に緊張感がないというか、全体的に文化祭の催しごとみたいに楽しいアトラクション満載の学園生活っぽい雰囲気すら漂っています。
非常に精緻な作画で描かれるキャラクターたちと、一機ごとに異なる性能を持つヴァルヴレイヴたちによる目の離せないロボットバトル。そのヴィジュアルを支える千住明による緊迫感満点のサウンドトラック(ガンダムファン的には『機動戦士Vガンダム』の人でおなじみですね)。
そんなヴィジュアル&サウンドが醸し出すヘビーな作風に対する期待感とはちょっと違う内容に、ネット上では「何がやりたいのかわからない」「ネタアニメなのか、本気のSFアニメなのかわからない」「なんで敵はいちいち手加減してくれるの?」など、突っ込みどころ満載の内容に酷評も少なくありません。
しかし、その一方で「毎回何が起こるかわからなくて面白い」「キャラのセリフや行動がいちいち斜め上をいってて目が離せない」など、ジェットコースター感覚を楽しむ声もあり、その楽しみ方を裏付けるようにアニメ雑誌では「スタッフそれぞれがロボットアニメの中で『見たい!』と思っているもの」をぶち込んだ、極めて快楽原則にのっとった作りになっていることが明かされています。
その結果が、第7話の櫻井アイナの突然の戦死だったり、第10話のハルトきゅんがサキをいきなり押し倒すレ●プシーンだったりしたわけですね。スタッフはそういうシーンを見たかったのかもしれないけど、視聴者としてはいきなりすぎてビックリしましたよ~。しかし、この「いきなり」な展開こそ本作最大の魅力であるジェットコースター感覚の最たるもの。
確かにこれらのシーンはネット上でも賛否両論でしたが、実際のところ放送直後はDVD/Blu-rayのアマゾンランキングが急上昇したそうです。その購入者たちが本作のジェットコースター感覚を楽しめているかどうかは定かではありませんが、楽しみ方を理解するファンは確実に増えつつあるのです(購入者たちが単にエログロ好きだったという可能性も、なきにしもあらずですが)。
また物語も佳境に突入していく中で、どこか牧歌的な空気すら漂わせている主人公たちの住むコロニーや、そこを攻め落としたいのかどうかよくわからない動きをするドルシア軍の裏に何やら大きな秘密が隠されていることも明らかになってきました。なぜ敵軍は、本格的に主人公たち学生を殺しに来なかったのか。なぜ主人公たちの住む学校の下に、最新鋭のロボットが隠されていたのか。そして、なぜ主人公たちは、ヴァルヴレイヴのパイロットに選ばれたのか……。
ご都合主義と思われていたストーリーには、すべてちゃんとした理由が存在していたのです。その謎が徐々に明かされていく快感は、今まで途中下車することなくジェットコースターに乗っていた視聴者だけの特権といえるでしょう。
本作は分割2クール作品なので、とりあえず前半のストーリーは6月で終了しますが、続きは9月からスタート。今年いっぱいは『ヴヴヴ』の先の読めないジェットコースターなストーリーを楽しめそうですね。
(文=龍崎珠樹)
◆この記事の著作権は、日刊サイゾーに帰属します。◆
【naoki-XYZコメント】
「ヴ」が多いタイトルだなと思ったら、通称は『ヴヴヴ』と呼ばれているのかw
主題歌やメカの良さは分りましたが、肝心のストーリーの評価は、やはりまちまちですね。
えっ、分割2クールなの!?とてもそんなに続くようには、思えないけどw
じゃあ、乗りかかった船だ!最後まで見届けようじゃないか!
(´・ω・`)naoki-XYZ
【備忘録】( )内は前日比
体重/91.4kg(-0.4)
体脂肪率/31.2%(-0.4)
内臓脂肪レベル/17(-1)
BMI/30.5(-0.2)
基礎代謝/1716kcal(-3.0)
トレーニング・メニュー/1~6
このデジログへのコメント
昔、ジェットコースタードラマってのが流行りましたよねw
ダイエット中ですか?
実はわたしもw
> ゆうらさん
ジェットコースタームービーなんて謳い文句もありましたよね
思い立ったが吉日
一念発起して運動と食事制限中です
ゆうらさんもですか^^
お互い頑張りましょう
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