- 名前
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- 色んな意味で猫っぽい奴です。最近まで大阪にいたけど、お金ないので、香港に撤退!語学屋...
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お稲荷さま
2013年05月25日 01:41
僕は実は、狐関連の話に触れると泣く。
美少女に化けた狐と少年の間のハチャメチャなラブコメ「かのこん」を読んでもはらはらと泣いたよ。
(まあ、ちょっとえっちなラブコメで始まったこのお話はもんのすごいスケールのスピリチュアルなものに発展していくのだけど…)
狐は心の奥にある何かを揺り動かすんだよね。
こんなこと書いてるうちに、また訳の分からない涙が流れてきた。
まあ、黄金色の毛、長い尻尾、スリムで優美な体型…狐って美しい動物だと思う。
だから、猫と同じくらいに大好き。
ところで、日本人は長いこと、狐に神聖さと同時に気味悪さというものを感じてきた。
稲荷神の使いとしての信仰がある一方で、化け狐の怪談もある。
そんな信仰や伝説は、狐が里と森の境界に住んでいるからだろうな。里はもちろん、人間の世界。森は神々や物の怪の世界。その二つの世界を行き来する動物だから、神の使いにもなるし、人を化かす妖怪にもなる。
僕は神の使いとしての狐に感動すると同時に、化け狐に共感もする。
「かのこん」の中で、ヒロインの美少女狐のちずるが「晴れた空から降る雨のように-光の中に生きる闇でも、私みたいなひとかけらの影でも、耕太くんなら(受け入れてくれる)」と言った時には、僕は彼女の気持ちが分かった気がした。
僕も自分が光の中で生きながら、なんだかそれに属し切れていない影みたいに感じてきたから…
隅に追いやられて生きたことあるから…
だからこそ、そんな存在が愛おしいの。
でも、そんな光の中に生きる闇って、人間で言えば意識と無意識(深層意識)の世界の橋渡し役にもなれる。真ん中で生きる人たちに見えないことが結構見えてる。
そんな存在は、意識と論理中心の今の世の中じゃ、冷や飯食わされやすい。でも、周囲が行き詰った時に活躍できる。
その活躍は往々にして感謝されないけど、みんながハッピーになるのならばそれでいいや、と思って、静かに去っていく。
「バカは黙ってろ」なんて言われてた時期が長い僕にも、そんなところがある。だから、神の使いにも、妖怪にもなる存在を身近に感じるんだろうね。
ところで、これまでにもこの場で書いたように、僕は子供の頃、周囲の大人にかなりいぢめられてきた。
そのせいで精神に深い傷を負って、生きていくのが非常にきついと思うことがある。
でも、そんな僕は何故か、人間嫌いにならかった、社会に復讐してやろうと思うようにならなかった。
そこで感じるのが、お稲荷さまとのご縁。
学校で教員にいぢめられた僕はよく、学校裏の小さな稲荷神社の森でぼーっとしていたものだ。ちょっとおどろおどろしい名前がついた神社だったけど、人気のほとんどないその森に隠れていると、安心したものだ。
いま思えばお稲荷さまが僕を守り、慰めてくださっていたんだろう…
僕が狐に関することに触れると、心を揺さぶられるのは、お稲荷さまとのそんな深いご縁のせいでもあるんじゃないか、と最近、感じるようになった。
だから、稲荷神社の大元である伏見稲荷にお参りしたいとずっと思ってる。
せっかく大阪に住んでるんだから、ここにいる内にお参りに上がろう…
このデジログへのコメント
> niconicoさん
僕は311大震災でおやぢの故郷が無茶苦茶になっちゃったのをテレビで見て、神道に帰ったの。
京都、早いうちに行っておきたいにゃ。ガッコの宿題に追われて仲々いけないのにゃ。
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