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ポルシェAGは、2006年9月30日から開催されるパリモーターショー（Mondial de l’Automobile）で、ニューモデル4車種を発表する。

　新しく発表されるモデルは、新しいエンジンを搭載した911タルガ4（S）、911GT3RS、ケイマン、ボクスター（S）の4モデル。10月15日までの開催期間中に発表される予定で、ポルシェが、このようにニューモデルを一挙に発表するのはモーターショーでは初めてのことだという。

　今回新たに911シリーズに加わるモデルは、フルタイム4WDシステム、44mmワイドになったリヤセクションが与えられた911タルガ4（325馬力）と、911タルガ4S（355馬力）の2モデルで、先代モデル（996）と同じく広いガラスルーフとハッチバック式リヤウインドウを備える。また、911GT3RSは、8400rpmまで回る3.6リッターエンジンで、415馬力／7600rpmを発生する。

　ボクスターは、2.7リッターエンジンで最高出力は従来から5馬力アップの245馬力。また最大トルクも27.8kgm／4600rpmへと増強しながら、燃費は10.7km／Lへと向上した。ボクスターSでは、排気量が3.2リッターから3.4リッターへと拡大され、先代モデルを15馬力上まわる295馬力／6250rpmの最高出力を発生、また最大トルクも34.7kgmとされた。

　ニューモデルであるケイマンは、ボクスターをベースにした2シータースポーツクーペ。最高出力245馬力を発生する2.7リッター水平対向6気筒エンジンを搭載する。