- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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Lavenderを摘み、重ねて
2006年07月17日 00:20
...いられたら
空が
ラベンダーに
染まる迄.....
草原の海は
しなやかに揺れて
さわめき.....
いつ昏れるとも
知れない
夏の日の午後の
日に焼けて
乾いた
北の大地の匂い
玉蜀黍の葉の
さらさらと鳴り、
アスパラの
男爵の畝の...
五月女王の
支柱を立てた
茄子の畑の
赤茶けた表土の
さらさらと
畝を滑り流れて、
風を巻き
砂が
動いていく様に、
乾いた風の
さして豊かとも
思えない土....
昨日茹でた
玉蜀黍を見知らぬ旅人に
くれたおばあさんは
近くの人にも
やさしいだろう
開拓の生き残り...
枕元に
朝起きると
びっしりと
雪が吹きこんでいた
荒屋...
その一粒、
一粒を
味いながら、
ラベンダーを
摘み
重ねて
摘み...
レースの
カーテンのしなやかに
揺れる窓辺に、
ラベンダーを
罪
重ねて
罪...
乾いた花の
足元に
散らして...
いつ昏れるとも
知れない
夏の日の午後に
罪
重ねて
罪......................
空が
ラベンダーに
染まる迄....
いられたら..
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