- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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札幌に降り空気が違うと言う人は
2006年07月04日 00:40
サハリンてもヴラジオストックでもイルクーツクでも降り立って、同じ言葉を吐けばいいのだ。同じ空気だと思いますよ。内地とは違う(オホーツク海高気圧)の支配下にある空気ですから 乾いて冷涼な....光さえ澄んで透明感にあふれて、音さえ乾いてよく響く床。 最近思うのだが北海道を好きなのは、そのokhotsk海高気圧を好きだと言っているのかと。
それなら眼隠しをして、シベリアに降ろされて、ここが札幌ですと言われたら違うと答えられるか。
多分、人声に混じり、
焼き玉蜀黍の醤油の香ばしい匂い、バターとアイスクリームの匂いがするはずだ。北海道にはokhotsk海高気圧に還元出来ない匂い、耕作された大地の小麦の馬鈴薯の匂いがするはずだ。 何が言いたかったか。
札幌に降りて空気が違うね、と言うのは軽井沢に来て、空気が東京と違うねと言うのと同じスノブに聞こえるからだ。
その一言を言う為に運転手つきのベンツで碓井峠を登って来た上流階級の嫌味に聞こえるからだ。
鬱とおしい内地の梅雨をあざ笑い、その一言を言う為に大枚をはたき、大枚を使える身分を示したかった様に聞こえるからだ。
遊ぶのは別にいい。
でも北海道にも生活する人のある事を、場合によっては内地より頼りない生活をする人のある事を...
旅人でしかない、観光客にしか過ぎない人には見えて来ないもの...
その素晴らしい短い夏は長い長い冬を過ごした者達にしか本当の所分るまい。 それだけは大地の表面をなでて来ただけに過ぎない僕にも分かる。
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