俺漫６９

現在『面白い漫画ある？』と尋ねられたら、まずこれを推薦する。


『百鬼夜行抄』（今市子/ネムキ）

不可思議な力を持っていた幻想作家・飯嶋伶。
その孫である飯嶋律と従姉の飯嶋司、広瀬晶は祖父からの遺伝で魑魅魍魎と触れ合う能力を持つ。
そして有る出来事から命を落とした律の父・孝弘の体を借りた妖魔青嵐、庭の桜の木に住む酒好きな使い魔尾黒･尾白と生活していく中で、常人の目に映らぬ世界に住む妖怪や妖魔らと関わる様子を幻想的なタッチで描いている。


いわゆる妖（あやかし）の世界に関わる話しですが、１話１話のクオリティがめっちゃくちゃ高く、ハズレが無い。
少年漫画だと『うしおととら』（名作です）といった熱い物語になるところですが、コレは飄々とした作風にせつなさや哀しさを絡めていて、じんわりとくる作品。

主人公も、こういった特殊な力に対して『面倒くさい・うっとうしい』と感じているあたりが、少年漫画との絶対的違い。

あと尾黒・尾白のなんたるカワイさ。（ストラップに欲しい＾＾）

今も連載中の作品ですが、隔月誌のためになかなか出ないのが本当もどかしい＾＾；；


この作者はＢＬも多く描いてますが、こっちもものすごく面白い！また、飼ってる文鳥との生活を描いたエッセイコミックもまためちゃくちゃ面白い。ほんと、どれもオススメ。

ちなみにこの作者も同郷でして、これも嬉しい♪