何をするでもなく過ごす日

今日は一日中家の中に居た。

そりゃ、ちょっと外に買い物に出たり、はしたけど



理由という理由は無いけど

新型インフルエンザによってバイト先が休止状態になった

まだ、復旧の目処はたっていないらしい。

それに先日からの気だるさが残っていたからだろうか


でも何もしない、ただ家で過ごすって何かきつい

誰も居ない家、猫は満足そうに寝ている

犬も、暑さから逃げるように日陰から夢の世界へと旅立っている

その中で、俺が一人だけ取り残されたようなそんな感覚

時折携帯がメールが来た事を報せるために震え、また沈黙する

秒針がチクチクと、刺さるような音を紡ぎ、時間が経過していく

何かに取り残されたような、焦燥に駆られる

けど、結局できる事はなにもないんだと気付き俯く

音はあまり気にならない

きっとミンミンゼミの鳴く声が煩すぎて

あるいは暑さで聴覚の一部がおかしくなって

認識障害を起こしてるのかもしれない

数時間前の事なのに

すでに記憶の中ではセピア色になったその風景

そこから、俺はどこへ行こうとしてるんだろう。