一生懸命やってるけど・・・・・・・

トラ打線“難敵”チェン攻略できず完敗
サンケイスポーツ - 2009/8/11 22:20
　（セ・リーグ、阪神１－３中日、１５回戦、中日１０勝５敗、１１日、京セラドーム大阪）広島で２連敗を喫し、借金１２で夏のロードから“一時帰阪”した阪神。京セラドームとはいえ、地元で何とか勢いを取り戻したいチームの前に難敵のチェンが立ちはだかった。

　「とにかく真っすぐを打つしかない。前回も真っすぐ狙いだったのに、打てなかった」

　試合前、和田打撃コーチがポイントを掲げた。何しろ２４歳の左腕に対し、阪神打線は前回４日に２安打完封された。しかもヒットを打ったのは大和１人だけだった。１２三振を喫し、四死球も失策もなかっただけに、大和がいなければ完全試合という惨状だった。

　いかにチェンの真っすぐを打つか。一回だ。敵失や四球で一死一、二塁の好機を作り、打席には４番金本。しかし、カウント１－１から外角の１４５キロに詰まらされ、遊ゴロ併殺打に終わった。

　２点を先制された直後の三回も一死二、三塁のチャンスだったが鳥谷はファーストライナー、金本は四球で出塁するも新井がキャッチャーフライに倒れ無得点。打ち取られた球はすべてストレートだった。

　チェン攻略の糸口が見えたのは七回。代打の浅井良が、狙い球のストレートを打ち三塁打。続く平野もストレートを打ち、犠牲フライで一点を返したが、続かなかった。この日、鳥谷、金本、新井のクリーンアップが無安打で、チェンにまたも完敗。八、九回は中日の勝利の方程式、浅尾・岩瀬のリレーに封じられた。