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少女と中年⑧

2017年11月10日 00:05

恋人

夕方になると、美香は私の腕の中で目覚めた。
「んふふふ、痛かったけど気持ちよかったよ!」
そういって、美香は私に抱きついてキスをした。
「そうか、それは良かった!」
そういって、もう一度キスをした。
「終わったあと、達也さんがすぐに処置してくれたでしょ?あれ、すごく嬉しかったな!なんか守られてるって思ったら安心しちゃって、思わず寝ちゃった!」
舌をペロっと出すと美香はおどけて見せた
「今日は美香が大人の女になった記念日だから、何か美味いものでも食べに行くか!」
そう言いながら、私は起き上がった。
「じゃあ、今日はステーキが食べたいなぁ!」
今日は美香が私にねだってきた
「よし、ステーキなら美味いところがあるからそこへ行こう!」
そういうと、支度をして車へ向かった。辺りは既に真っ暗になっていた。

ステーキ屋につくと、私は美香をエスコートしながら店に入った。これまでは、子供と一緒に来たという感じにしていたが、今は一人の女性として扱っている自分に気づいた。
達也さんありがとう!」
そう言って美香は席に着いた。私も席に着くと、美香にメニューを渡した。
「すごーい!なんかいつも行ってるステーキ屋さんより丸が一つ多くない?」
美香はメニューに書いてある金額に、驚いたようだった
「だから言ったろ、今日は特別な記念日だから、奮発しようって!」
そういうと、美香の頭を撫でてやった
「さすがに私は決められないから、達也さん決めて」
そう言いながら、美香は私にメニューを手渡した。
「じゃあ、俺が決めちゃうよ!」
そう言って、マスターに声を掛けた。

「すみません、注文良いですか?松坂牛のサーロインスペシャルセットを2つでお願いします。」
それと聞いたマスターは、別のメニューを取り出して
「本日のスペシャルセットは、お飲み物がこちらから選べますが、いかがしましょう?」
見ると、高級そうなワインが並んでいた。しかし、こちらは未成年と運転手である
「ありがとうございます。でも、私は車の運転があるし、彼女未成年だからソフトドリンクでお願いします」
そう言って丁重にお断りした。
いよいよ、マスターの料理が始まった。まずは前菜のとりわけである。目も前で調理したものが次々と並べられていく

「すごーい!出来立てが食べられるんだね!しかも、これ美味しい♪」
美香は感動して目を丸くしていた。そんな美香を微笑ましく見つめた。
そしてメインディッシュステーキである。
お客様、肉は切ってお出しした方が宜しいですか?」
マスターが聞いてきたので、
「えぇ、食べやすい大きさにカットしてください」
と、お願いした。美香は私とマスターのやり取りを、目を白黒させながら見ていた。
ステーキが目の前に出されると、美香は喜んで口に運んだ
「このお肉、とろける~!こんな美味しいの初めて食べた♪」
そう言って喜んだ。そんな美香を見て、気を良くしたマスターは、
「じゃあ、お嬢さん、これはどうかな?」
奥から特上サーロインを少しだけ出してくれた。
「さっきのより更に美味しい~!私、超幸せ~♪」
美香はかなり気に入ったようだった。さっきからニコニコ笑顔が止まらない。本当に可愛いな、心のそこからそう思った。

最後に食後のデザートとして、ケーキが出てきた。
「良かったら、俺のも食うかい?」
そういって、ケーキを美香のもとに置くと
「ありがとう達也さん!私、幸せすぎて言葉にならない!」
と言いながら、ケーキを全部食べつくした。
「もう、おなか一杯!こんなに美味しいの食べたの、生まれて初めてだよ!ありがとう達也さん♪」
美香は私に抱きついてきた。1人前で30,000円は痛い出費だが、美香がこれだけ喜んでくれるなら安いものである。
家に帰ると、リビングのソファーに腰を掛けて、テレビの電源を入れた。ちょうどバラエティーのクイズ番組をやっていた。美香と二人で見ながら、答えの当てっこをして楽しんだ。こうしていると、本当の恋人同士のようだ。もう、恋人ごっこは卒業かな・・・そう感じた。

テレビを見終わると、二人で風呂に入った。お互いに背中を洗うと、一緒に湯船に浸かった。湯船の中ではお互いに乳繰り合っていた。風呂から上がると、裸のままベッドへ横になった。
美香は私の腕枕で寝ている。その美香を抱き寄せると、そのまま唇を重ね、長い長いキスを楽しんだ。そして、顔を見合わせると、一緒に笑い出した
達也さんのキスなが~い!でも気持ちよかったよ!」
美香が笑っている。
「美香ちゃんもキスが上手くなったね!」
私も笑っている。このまま時間が止まってもいい。そう思えるほど楽しい時間だった。

「さっきは、私の口でイケなかったでしょ?今度は、いかせてあげるね!」
そういうと、美香はおもむろに私の息子を口に含んだ。けなげに舐める美香は、本当にいとおしい存在だった。私が守ってやりたい恋人ごっこから恋人への進化は突然にやってきたのである。やがて限界に達した私は、
「美香ちゃん、イクよ」
そう言って、美香の口の中で果てた。美香は吐き出された俺のものを、全て飲み込んだ。
達也さんの美味しかったよ!」
そう言って、抱きついてきた。裸のままの二人は、そのまま抱き合って深い眠りについた。

楽しい時間はあっという間に過ぎていった。平日、私が仕事に行っている間は、美香が家事全般をやってくれた。帰ってきたときに家の明かりがある生活は、私にとってこの上ない贅沢であった。そして、夜は毎晩のように激しく抱き合った。二人ともこの時間が永遠に続いて欲しい。そう思っていた。
しかし、夏休み最後の日曜日に、美香の両親が美香を迎えにやってきた。来週から学校が始まるのだから無理もない。
「長い間お世話になりました。美香がいたのでは、なかなか休めなかったんじゃないですか?」
お母さんの言葉はやけに突き刺さる。休めなかったのは確かだが、別の意味で楽しかったし、充実した生活だった。
「いえ、私が仕事に行ってる時に、家事をやってくれるので、本当に助かりましたよ。こちらこそ、長い間娘さんを留めてしまって申し訳ありませんでした。」
そう言うと、美香を両親の前に連れてきた。荷物はすっかりスーツケースに収めている。

達也さん、また遊びに来てもいい?」
美香は、両親の目を気にするように問いかけた
「もちろんだよ、いつでもおいで!ただし、今回みたいにお母さんに心配掛けちゃダメだよ!来るならちゃんとお母さんに言ってからね!」
そう言うと、美香の頭を撫でてやった。
「うん。今度はちゃんとお母さんに言ってから来る。じゃあね達也さん!」
そう言うと、両親の車に乗り、美香は帰っていった。夏の楽しい時間はもう終わりだ。また明日から忙しい毎日が始まる。

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