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Moment No.9

2017年10月18日 00:38

Moment     No.9

朝6時…


僕は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。


慌てて飛び起き、リビングに出てカーテンを開ける。


「・・・・っつ…」


都心の景色が銀世界だ。


5cmくらいは積もっているだろうか?


それもまだ降ってやがる。


僕はもう一度カーテンを閉めてしまった。




部屋に戻ると携帯が光ってた。


『誠さん おはよう…雪だわ。主人は会社を休みます。

ホテルに行くには、きっと電車は無理ね…

車は危ないし…タクシーにしようかしら? 』


美穂さんのメールには行けないの文字はない。


けれど旦那が居るのにどうやって出てくるんだよ…


それ以前にタクシーだって安全とは限らない。


僕に決断しろって事か?


タクシーで来いと言ったら美穂さんは僕に従うんだ。


旦那に嘘ついてまで…


美穂さんの僕への真剣な一途な気持ちが僕の胸を押す。


とてつもなく切なかった


会いたいよ…


物凄く会いたい…


だけど大切な…大切な僕の恋人だ。


美穂さんを危険にさらす訳にはいかない。


僕は苦渋の決断だが今日は中止しようと決めた。


『美穂さん おはよう。


今日はまだ雪が降っている。

外は危険だ。

ご主人もお休みなんだし出辛いだろう?

残念だが今日は中止にしよう。

また会える日を考えよう      』


送信する指が一瞬躊躇ったがやはり押した。




ネットで急いでホテルキャンセルした。


…それから…雪にはこの悪天候だから会社は休むと言えばいい。


僕はもう一度ベッドに潜り込んだ。


美穂さん…美穂さん…


僕の胸はずっと彼女の名を呼んでいた。








…美穂side…


誠さんのメールを読んで私は窓の外を見た。


進はもう休むと決め込んでまだ眠っている。


どうして?


どうして今日に限って雪なんか積もるの?


カーテンを握る手に力がこもった。




心を落ち着かせなきゃ…


私はカフェラテを作りソファーに座った。


温かいカフェラテが体に染みた。


しょうがないよね…


そう自分に言い聞かせる。


でもようやく決断したのに…


いけない人間になってやる。


うんと悪い女になろうって決めたのに…


何だか拍子抜けした気分だった。



誠さんに返信しなきゃ。



『承知いたしました。本日は残念です。

また私の気持ちが誠さんに抱かれたくなったらお会いしましょう      』


むきになって送信ボタン押した。


馬鹿な私…


今日会えないのは誠さんのせいじゃない。


この雪のせいだ。


なのに、嫌味なメールを送ってしまった。


そうだ気分転換に本でも読もう。

こんな天気の日は読書もいいわ。


読みかけ小説を開いた。



ああっもうっ


イライラして何も手につかない。


ちっとも読書に集中できない。


私はポケットにあった誠さんがくれた御守りを出して握り締めた。


誠さんはここにいる。


誠さんはいつも私の傍にいる。


そう唱えながら、落ち着こうとした。




そう思ったら返信がきた。


『美穂さん…

ごめんね…僕だって会いたいよ。

だけどタクシーだって安全じゃないさ。

都会の運転手なんて雪道は慣れてないからね。

僕はあなたが大切なんだ。

だから分かってほしい…

美穂さんがその気がないならお茶だけでも食事だけでも構わない。

映画もいいな。

近いうち必ず会おう』



誠さん…


私の八つ当たりメールに動じないブレないメールに胸を打たれた。


『私こそごめんなさい…

とても…とても楽しみにしていたの。

ずっと会えてないのよ。

やっと会えると思ったの。

今日こそ私の気持ちをちゃんと誠さんに伝えようって思ってたから…

もう二度と会えないような気分になってしまったの


不安で押し潰れそう』



すると返信がすぐきた。


『不安にならなくていい。

僕の気持ちは美穂さんでいっぱいだから。

美穂さん…電話しよう。


せめて…せめて声を聞かせて。


そうすれば安心する。


今電話して平気?』


『ええ、今なら』


私は誠さんの電話を待った。





プルッ…鳴った瞬間電話に出た。


『もしもし…』


『美穂さん…今日はごめんね』


『やだ謝らないで…』


『だよね…』


誠さんはクスリと電話の向こうで笑った。


『ふふふ…』


私も吊られて笑ってしまった。


『美穂さん…』


『何?』


『好きだよ』


あまりにもキッパリ言われ黙ってしまった。


答えなきゃ。


ちゃんと答えたい。


『私も…好き…』


お互い照れくさくなって電話口で照れ笑いだ。


誠さんの笑顔が私の脳裏にクッキリ浮かんだ。





電話を切った後も私の心は浮かれてた。


会えなくて寂しくて不安でグレー色だった心がたちまち恋色に彩る。


恋人の『好き』は魔法の言葉だ。


たとえそれが秘密の恋でも…








…誠side…


『久しぶり誠!今夜ちょっと会えないか』


仕事中メールがあったのは佑司だ。


僕は特に用もなかったので承知した。


仕事は残業せず、近くの居酒屋で待ち合わせした。




佑司はもう来ていて、サワーを飲んでいた。


「久しぶりだな」


相変わらず若々しい笑顔だ。


「そうだな、元気そうじゃん」


僕は生ビールと腹が減っていたから焼きうどん頼んだ。


「おっ、なんか誠変わったな」


「そうか?変わんねーよ」


「いや、前よりイイ男になった」


「やめろよ、気持ちわりい」


佑司はニタついた顔で見ながらサワーを飲んだ。



「話ってなんだよ」


「今さ…本格的に真面目に事業やろうと思ってんだ」


「へえ…この間のマッサージ店は?」


「二店舗あって結構儲かってるが類似店が出てきたよ」


「そっかぁ~大変だな」


話を聞きながら運ばれた焼きうどんを食べ出した。


「でさ~俺も30だからここらでマトモな仕事しようかと思ってるんだ」


「へえ~」


僕には関係ない話と聞き流しながらうどんを食べ続けてた。


「おまえさ…一緒にやんねえか?」


「ぶうっー!」


うどんが吹っ飛んだ。


「何だよ唐突に…まだ何やるかも言ってねえのに、そんな話のれっか」


と言いながらも残りのうどんをかき込んだ。





「俺とおまえで何ができんだよ…」


セレブ向けのスーパー


スーパースーパーってあのスーパーマーケットスーパー?」


「そっ、激安スーパー激戦区だからさ、不況知らずのセレブ向けスーパーさ。

輸入品とかも扱ってな」


「儲かんのかよ…」


「最初は難しいけどな…定着すればブランドスーパーになるさ」


「そうか?」


僕はあんまり需要が無さそうに感じた。



「おまえ食品会社だろ?
おまえのキャリア活かせないか?」


「まあ…流通ルートとかは分かるよ…」


「お前、英語も得意だったよな?
輸入とかダメか?」


佑司は身を乗り出した。


「まあ、多少分かるけどさ…

無理無理、俺にはローンに女房に子供背負ってんだぜ。

危ない橋は渡れないさ…」


「何言ってんだよ、危ない橋渡らないで男やってられるか!

それに大丈夫だ。

コケても、マッサージ店もあるし、白金レストランは儲かってるし、代官山レストランは安定してんだ」


「お前…そんなにやってたんだ…」




「まあね…後携帯サイトも立ち上げてる」


コイツのバイタリティは何なんだよ…


あっちこっち手出して金はどんどん生まれてんのか?


「一本に絞れよ…」


「このスーパー事業が上手くいったらな…」


自信と希望に満ち溢れた佑司が羨ましかった。


「まあ、ちょっとは真面目に考えろよ。今より給料はいいと思うぜ。
金に余裕できりゃ、女もできるさ」


「金は無くても女はいる!」


うっかり口が滑った。



「でも金がなきゃ、続かねえよ。

小遣い二、三万で何が出来んだよ。

ラブホ月一で、マックデートすんのか?

高校生じゃあるまいし、そういうわけいかないだろう?」


確かにその言葉は痛かった。


先日キャンセルしたホテルだって、キャンセル料がかかったし…


僕の懐はかなりキツかった。


「まあ、少し考えさせてくれ…」


「良い返事待ってる」


結局バカな話に変わって、終電ギリギリまで飲んだ。


居酒屋の支払いは佑司が出してくれた。


ゆらゆら揺れる終電で、窓に僕が映っている。


もうすぐ31になるのに、前に進むのに躊躇するのは、やはり安定が一番安心だからだ。


だけど、このままでも切り詰めた生活だ。


美穂さんとの事も大切にしたい。


ゆらゆら揺れる電車で僕の心もゆらゆら揺れた。


窓に映る僕が、やるなら今だ。


チャンスを逃すなと言っている顔だった。








…美穂side…


今日は誠さんと日を改めたデートの日


仕切り直したのか映画を観て食事しようと誘ってくれた。


だけど私はもう先に進む決意をしてる。


誠さんもそれを望んでいるのだ。


お互い求め合い始めてるのにそれで済むわけない。


私は新しい下着を身に付けた。


進に触られた事のない下着を…







…誠side…


僕はさっきから二度程腕時計を見ている。


最後に確認した時は待ち合わせの時刻より7分前だった。


美穂さんと会うのはこれで4度目だと言うのに未だに動悸が早まり落ち着かない。


もう一度仕切り直しと映画と食事だ。


「誠さん」


突然目の前に現れた彼女


明日は三月になるという春にふさわしい桜色のワンピースに白のカーディガン


首にはふんわりとストールを巻いていて、上からオフホワイトスプリングコート羽織っている。


ワンピースに合わせた…白いヒールに妙にセクシーだ。


僕が微笑むと美穂さんも柔らかく微笑む。


僕はその微笑みで一瞬にして心臓を持っていかれた。



「こんにちは、行こうか…」


「はい」


小さく返事を返し、僕が歩き出すと控えめに後ろをついてくる。


本当は手でも繋ぎたい。


でも僕達は秘密逢瀬だ。


誰に見られるか分からない。


人前では馴れ馴れしくしてはいけないと思った。


僕は持て余した手をポケットに押し込んだ。



平日の映画館はさすがに空いている。ましてや、フランス官能映画なんて人気はない。


座席は自由。


僕達は人目につかないよう一番後ろの右端に座った。


僕より一つ奥にコートストールを外し座る美穂さん…


横顔が素敵だった。





「この映画はどんな内容なの?」


不倫モノだよ」


美穂さんはクスっとイタズラに笑った。


僕も吊られて同じ笑みで返した。


しばらくすると館内の明かりは落とされ、スクリーンの明かりで美穂さんの横顔は青白く見え、より美しく色を放っていた。


美穂さんが髪を耳にかける時、微かに香る甘いローズ系の香りが堪らなく随脳を刺激した。




スクリーンは冒頭から男女の濡れ場


女の家族の溝を描きながら、

バカンスで知り合った若い男に夢中になるという内容。


エロシーンはわりと濃厚だ。


美穂さんはジッとスクリーンを見つめている。


膝の上に白い美しい手が置かれている。


僕はそっとその手の上に僕の手を重ねた。


僕の手より少し冷たい美穂さんの手は僕の体温でみるみる上昇していく。


チラリと横顔を見ると喉がゴクリと動いた。


大きく開いた胸元が微かに揺れた。


膝丈のワンピースは座っているせいか膝上まで上がっている。


僕の手の先3cmの所にその裾がある。





濃厚なベッドシーンの時だ。


美穂さんが僕の手から少しズラした。


僕の手は彼女太ももの上。


僕の中のスイッチが入ってしまった。


もう、本能が止まらないんだ。


指が動き出しスカートの裾を少しずつ手繰り寄せ指はストッキングの上から太ももの上を撫でながらゆっくりと動いていた。


驚いた事に、美穂さんは抵抗しない。


寧ろ協力するかのように、脇に置いてあったスプリングコートを膝に掛け、僕の手を隠した。


僕は、美穂さんの同意があったと理解して、指先を徐々に奥に進めた。


汗ばんだ僕の熱い手は美穂さんの呼吸を乱していく。


大丈夫?」


美穂さんは頷いたかと思ったらこちらを向いた。


スクリーンの明かりが彼女のウットリとした表情を照らした。



僕は堪らなくなり唇を重ねた。


軽いキスだ。


だけどもまだ目を閉じこちらを向いている。


僕はもう一度キスをした。


今度は互いの唇は開き舌が絡み合った。


スカートの中の手は足の間に進んだ。



一瞬、微醺として唇が離れた。


唾液で濡れた唇が開いたまま小さな吐息を漏らす。


足の間のそこは僕の手より熱く蒸していた。


中指でゆっくり往復すると余計じっとりとしてくる。


美穂さんは全く抵抗しない。


寧ろ少し足を広げたような気がした。



視線はスクリーンだが、時々息を小さく漏らしながら目を閉じる。


僕の指を感じているんだ。


それにしても…


ストッキングの上からだが股幅が随分狭い下着だな。


中指を少し下に伸ばしてみるとどんどん細くなっていて紐のようだった。


うおっTバックだ。

「っ…」


僕のペニスは痛いくらい反応した。


そのうちストッキングの上からでもかなりの湿り気を感じた。


「もっと気持ち良くしてあげる」


僕がストッキングを脱がそうとしたら美穂さんは自らそれを太ももまで下げた。


その時一瞬目が合った。


再び座り直したから、スカートの裾に僕の手は躊躇なく忍び込む。


僕はその幅の狭い布の横から花弁に触れた。


夢にまでみた美穂さんの花弁は柔らかくヒラヒラしている。

まるで羽のようだ。


それがヌルヌルとたっぷり蜜をつけているのだ。


美穂さんは小さく「…んっ」と息を吐き体を硬くした。


僕もかなり興奮している。


「美穂さん…凄い濡れてる…感じる?」


耳元で囁いた。


美穂さんは体を強ばらせながら小さく頷いた。


それでも必死にスクリーンを観ようとしているから虐めたくなる。



蜜壷を指で弄ぶと、たっぷり溢れたそこは指が動く度にクチュリクチュリと音を鳴らし始めた。


蜜が付いた指先で花芯に触れると硬くなっている。


美穂さんはとうとう目を閉じた。


「美穂さん…ここ好きなんだよね…硬くなってるよ…」


ゆっくりと右回転で花芯を刺激する。


美穂さんが腰を浮かしたから、指と花芯はますます密着した。



少し指の速度を速めると美穂さん口元が開いた。

「…はあ…」


声を殺した甘い吐息で僕の指は更に忙しく動く。


クチュクチュと音だけが激しく鳴るから、僕の手を美穂さんはコートの上から抑えた。

だけども僕の指は止まらなかった。


美穂さんの横顔は堪える表情に変わり、吐息を止めながらも鼻から漏れた。


美穂さんの足先がピンと伸び、両手で裾を握りしめて昇る快楽に抵抗している。






「美穂さん…我慢しないで…イってよ…」


指はパワーアップした。


「ぁ…っ」


美穂さんの表情が緩み、カクンカクンと体ヒクつかせ、脱力した。


足先で引っかかっていたヒールがコロンと落ちた







このウラログへのコメント

  • 里織. 2017年10月18日 08:55

    美穂と誠 いよいよ…かな?

    会えそうでなかなか会えなくて、やっと進展しそうですね♪

  • 吾朗 2017年10月18日 15:48

    > 里織.さん

    ですよ(笑)

    いつもありがとう
    里織さん

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