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趣味は読書、犬も歩けば…新・八犬伝発見伝

2017年04月09日 06:41

それは、確かに小学校五年生の頃の、ある放課後。季節は覚えていないが、夕暮れ迫るグランドの片隅。数人のクラスメイトと、砂場のそばで話していた。
話題は僕の知らない、「八犬伝」の話。当時、夕方教育テレビでやっていた人形劇「新・八犬伝」の話だった。その話を聞く一方だった僕は、早速その夜から、「新・八犬伝」を見始めた。
今は亡き、坂本九ナレーション。辻村ジユサブロー制作による肌目の洗い人形。そして、操っている黒子の様子。
ともかく、僕は一気に夢中になって、母にねだって、「八犬伝」を買ってもらったし、友達が持っていた別の分厚い「八犬伝」も借りて、後に、人形劇そのものの原作本があるのを知り、上中下巻三冊からなるその本を、当時の少ない小遣いから全部揃えた。
中学生になって、文庫本を買い始めて、から、岩波文庫南総里見八犬伝は常に手に入れたい本だったが、高価なのと、訳されていないので、買えずにいたら、今や新刊で手に入れるのが困難になっている。
たまたま、八犬伝のことを思い出し、河出文庫の全訳本を手に取ったりしていたら、新刊の中に、当時の人形劇の、プロデューサー石山透の書いたノベライズが、二巻同時発売されていた。
あまりの偶然に驚いたが、今回は購入しなかった。しかし必ず読みたい。
このように本を発見することは、前にも何度かあった。
オストロフスキーの「鋼鉄はいかに鍛えられたか」を読みたいと探していたが、すでに岩波文庫では絶版で、望みはなかったが、ある時、新日本文庫というところから出ているのを見つけ、早速購入した。
新潮文庫カフカの「審判」は、その頃、最新の目録からは消えていたから、絶版になっていたのだが、当時住んでいたところの、滅多に行かない小さな書店の棚にその本を見つけ、やはりすぐに購入した。
それ以来目録から消えて、実際に書店店頭から無くなるまでの、タイムラグの間に場末(失礼)の書店などを見て回っている。

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