デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

成程話:もしも人生をやりなおせるなら

2017年03月31日 23:47

「生老病死」のお話です。


「生老病死」という言葉があります。
仏教の言葉で「生まれること」「老いること」「病むこと」「死ぬこと」という4つの苦しみを指します。
とくに「老い」「病気」「死」への不安というのは、中高年以降にとっては大きな問題であることでしょう。
これらの不安に苦しめられないためには、それよりも大きな「生きる喜び」を感じるようにするのが早道です。
では、生きる喜びとは、いったいどのようなものなのでしょう。
それは、誰かに与えられることを待っているのではなく、自分から積極的に見出していく性質のものです。
たとえば植物や動物と語り合い、なるべく自然を取り入れた暮らしを送ること。
そこで、「自分も自然の一部である」と感じること。
仲間と過ごす時間を大切にすること。
そこで、「自分にもわかり合える仲間がいる」と感じること。
つまり「ひとりぼっちではない」と感じたときに、生きる喜びは湧いてきます。
そして、生きる喜びがあれば、「老い」「病気」「死」への不安など、はるかに凌駕することができるはずです。

こころの匙加減
橋 幸枝 著
飛鳥新社


「生きる喜び」は、どんなときに湧き上がってくるでしょう。
欲しいものを手に入れたとき?
一番になったとき?
大金を手にしたとき?
人それぞれあるでしょう。
しかし、人間の本質はやはり、誰かが喜んでくれたとき、自分も一番の喜びを感じるでしょう。
鏡の法則です。
喜んでもらえるということは、必要とされているということです。
人から必要とされているとき、人は孤独を感じません。
誰からも必要とされていないんじゃないかと思うとき、自分なんていなくてもいいんじゃないかと絶望します。
一度きりの人生、どう生きるかは自分で決めることができます。
アメリカ中東部の片田舎にひとりの女性が暮らしていました。
彼女は85歳になった年に一編の詩【もしも人生をやりなおせるなら】という詩をかきました。
こちらです。
もしも人生をやりなおせるなら、こんどはもっとたくさん失敗したい。
よけいなチカラをぬいて、いつもリラックスして暮らす。
そして、おかしなことをたくさんする。
もうなんでも深刻にうけとめることはやめる。
チャンスがあればなんどでも挑戦する。
もっとどんどん旅に出て、もっとたくさん山に登り、もっといろんな川で泳ぎたい。
すきなだけアイスクリームを食べ、むりして豆ばかり食べるのはよそう。
きっといまよりも問題は増えるかもしれない。
でも、頭の中だけの心配事は減るだろう。
ごらんのとおりわたしは、ごくふつうの人間です。
いつだって、どんなときでも、コツコツまじめに生きてきました。
ああ、そんなわたしの人生にも、生きるよろこびを感じた瞬間がいくどかありました。
もしも人生をやりなおせるなら、あんなひとときがたくさんほしい。
本当にそれだけで、あとはなにもいらない。
ただ長生きするために今日を過ごすのではなく、一瞬一瞬を大切に生きる。
体温計や湯たんぽレインコートパラシュートがなければどこにも出かけられない―――わたしはそんな用心深いタイプのひとりでした。
もう一度人生があるとしたら、こんどはもっと身軽に旅に出よう。
もしも人生をやりなおせるなら、春から秋の終わりまで、ずっと裸足のままで暮らす。
もっとたくさんダンスを踊る。
もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。
そして、もっとたくさん―――――ヒナギクをつむ。
自然と共に生き、人を喜ばせ、やりたいことに挑戦していく人生♪
そうしたらきっと、生きる喜びが湧いてきますね(^^♪

このウラログへのコメント

  • kouji 2017年04月01日 00:23

    久しぶりにコメントさせていただきますネ。

    「自分も自然の一部であること」とは私が子どもの頃に感じたことでした。
    人間界と自然界とを別個の存在として捉えるところに環境破壊の元があると思います。

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2017年03月>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31