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10th Shinjuku Part 10

2017年01月29日 00:08

10th   Shinjuku Part 10

10th Shinjuku Part 10

夜の公園でずらりと並んで
恥戯が行われるのを見てもわかるように
情事に狂う輩の考えることは
似たり寄ったりなのかもしれない。

太陽の光がさえぎられて
大木に囲まれたその一帯は
草いきれが微妙に濃くて
空気の密度が高く
確かに卑猥雰囲気
ひっそりとたたえた場所だった。

フェロモンをまきちらす男女は
こんなところに集まるのだろうか。
自分たちは結構図太く
見せつけているくせに
突然、眼前に広がった野外での痴態
妙にうろたえた。
当然こういう風にしようと思ってきたのだから
少しもあせる必要はないのだが...
先客のカップル傍若無人だった。
ちらとこちらに流し目を送ると
即座に同類と見て取ったのだろう、
行為をさらに加速させる。 
女のスカート
もう膝より下におろされていた。
ブラウス
ほとんどのボタンがはずされ、
片方だけのストラップ
かろうじてぶら下がっているブラからは
大きめの乳房が突き出されている。
その先端がぬらぬらと濡れているのは、
たっぷりとなめ上げられ
吸われたからだろう。
こちらの女がよくするように
目を閉じてより鋭い快感を追い求めている下半身
パンストをつけずに
妖しくストッキングをはいているから
太ももの白さが際立つ。
その上は真紅Tバックだった。
その小さな布きれの下に
突っ込まれた無骨な男の手が
くりくりと速いテンポで動いている。
その動きにつれて
赤い布はじわじわと黒く染まっていく。
これらが全部見て取れるほど
近くで繰り広げられた行為だった。
どうやら露出癖もあるらしく
視線を意識したときから
女の脚の開角度は増したし
性器からの液量も増したようだ。

喘ぎが聞こえる。
ささやきも聞こえる。
大きな木を背中に回している男に
さらに女が後ろ向きでもたれかかっての狂態だから、
すべてが見えてしまうのだ。
そのうちにTバックがずりおろされ、
かき回す指の間からピンクの肉片が覗けるようになった。
もちろんこちらの二人も
ねっとりとしたキスをかわしながら
見つめ
楽しみ
興奮の材料にする。
先客の二人もこちらの視線を確かめながら
さらに卑猥な形をとる。
四つの血走った視線が交錯する桃色の空間は
まるでカップル喫茶のような状況になった。
たまらくなった声で
「こっちも」
とささやいてしゃがみこむと
ブルーのレースのこれまた極小の
Tバックをみせつけるようにしながら、ベルトをはずし
硬くなったペニスつまみ出すと
芝居がかった様子で
パクリとくわえて激しくしゃぶりだした。
いやいやをするように首を左右に振りながら
すさまじい速度で舌を使い
唾液ペニスに塗りたくる。
時々横目で相手のカップルを見つめながらの行為だ。

非日常ともいえる状況に快感が急速に高まってくる。
脚を広げてしゃがみこんでいるし
ストッキングガーターだから
目にじかにとびこんでくるパンティの前は
みるみる湿ってきている。
おまんこが泣いてる。おまんこが泣いてる。」
激しいフェラチオの合間に、こんな呟きが聞こえ出すと
もう止めようがないことは
何度かの激しい行為でわかっている。
精液を口か性器に飲み込まないかぎり
満足することはないのだ。
もっとも、この公園に入ったときから
双方狂いまくって果てるつもりだったのだが。

先客の女はもう完全にパンティをぬぎすてていた。
ブラもすべてはずしていた。
二つの妖しい布切れが
芝の上に無造作に放られているのがなまめかしかった。
相変わらずこちらを意識しながら
やはりしゃがみこみ
つまみだした男の黒い肉棒をしごきながら
自らの性器をかきまわしだした。
こちらの女がささやく。
「すごいよ。あんな格好でオナニーしてる。わあやらしい。」
五十歩、百歩とはまさにこういうことだろう。
いやらしさでは決して負けてはいないはずだ。
先客を触発するように
あるいは先客に挑むように
むこうに聞こえる声で
おまんこなめて。」
と言い出した。
今度は自分が立ち上がり
すばやくパンティを足首まで下ろすと
中腰になってラビアを広げる。
立ったまま下から舐めあげろ、
と言っているのだ。
今度はこちらがしゃがみこみ、
ぼとぼとと愛液を垂らしているのを見上げ
吸いついた。
先客とおなじように
木を背にしたままのけぞったから
幹に頭をこすりつけるようなかたちになった。
支点を得て安定したためか
脚の開き方がより大きくなり
性器がさらに大きく開けられ、
べろりと剥けるようになる。
ふくらんだクリトリスが妖しく光る。
ひどく淫靡でひどく激しい光景
口に流れ込むかすかに生臭い愛液
こちらの頭上でひびく卑猥なあえぎ。
そしてはじまる「おまんこ」のシャウト。
「うわあ」「うわあ」という悲鳴と同期して
どくんどくんと愛液が吐き出される。
「垂れる。垂れる。おまんこのおつゆ。」
平気で発される淫語に圧倒されたのか
今度は先客がこちらの行為に気をとられだした。
しゃがみこみ脚を卑猥に広げ
男のペニスに手をかけた形のまま動かなくなって
こちらを見つめている。
おまんこ、いい。いい。いいいいい。」
主役交代。
完全にこちらが傍若無人になっている。
低めだが先客に聞き取れる声でわめいたかと思うと
第一回目のアクメに達する。
この間のときよりはるかにテンポが速いのは
木陰とはいえ昼間の野外というシチュエーション
期せずして見せ合いになった
異常な状況のせいかもしれない。
こちらの女がイったのを見て、
先客は気をとりなおしたのか行為にもどる。

そちらも激しかった。
女を木に捉まらせると
尻をつきださせて後ろから犯し始めたのだ。
獣のような後背位
だがペニスを呑み込んだのは…
アヌスだった。
それをこちらにわからせるように
斜め横向きになっている。
だからをつながった部分が全部見えるのだ。
われに返ったこちらの女が
これを見て息を呑む。
こちらのように、その嗜好のない人間にとって
アナルセックスは不可解な世界だ。
「あんなことしてる。尻の穴に入れてる。」
「やだ、できないよお。あんなこと。」
向こうの女が高まりに向かって突き進み出した。
くねくねと尻を振り
少しでも奥へとペニスを誘おうとしている。
男はぐさぐさという感じで
体を送り込みながら
手を突き出しまんこをかき回している。
「すごい。お尻おまんこで感じてる。」
そういいながら、自分の指を再び激しく使い出した。
強烈な光景
自分も犯されているような気分になっているのだろう。

いよいよ向こうの女がわめきだした。
「いいよ。いいよ。」といいながら
腰をぐるぐる回すようにする。
男はズボンからつきだしたペニス
くい打ち機のように打ち込んでいる。
やがて、
「いくぞ。」
「ちょうだい。」
「うわあ。」
「死ぬう。」
という声が交錯し、二人の体がぶるぶると震える。
同時にこちらの女も、狂ったようにかき回しながら
おまんこすごいよおお。」
とわめいて達してしまう。
三人が同時に果てるという狂態だった。
女のアヌスからずるりと抜かれたペニス
白濁した精液にまみれ、
まだ大きく開口しているアヌスからも
だぶりと流れ出している。
前からは愛液が流れ出して草をぬらしている。
だがそれはこちらの女も同じだった。
違いといえば、先客の女はこの激しい行為でもはや
忘我と満足の世界に漂っているのに

こちらの女はやっと何回も続く
アクメの入り口に達しただけ、
ということだった。

(続く)

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