わたしなりのSM論ですが

SMを履き違えている人がこの世には多すぎる。ただ首輪をつければいい、噛めばいい、叩けばいいetc…そんなのはただの独りよがりな暴力だと思う。
SMを本気でしようと思うと軽く2時間はかかる。挿入時間よりも、愛撫や雰囲気作りの時間の長さが重要になってくる。わたしはMだけれど、いきなりセックスに持ち込まれ攻められるのは何か違う。例えば普段から、お家でDVDを見終わってリラックスしながら感想を言い合いながら耳元で囁かれ、身体を触られる等の癖付から、調教は始まると思っている。嗜虐心のあるパートナーは、如何にパートナーの被虐的な心を引き出すかが重要だと思うし、Mは自分が悦ぶ姿を見てSが喜んでくれる事にとても愛や慈しみを感じる。SMは愛情表現で、ノーマルと何一つ変わらないとわたしは思っている。愛情が深ければ深いほど、MはSに溺れこの人の所有物になりたいと感じる。身体中にキスマークをつけられ、首輪をつけられたまま口の中いっぱいにほうばりながら自分でするのがわたしは大好きだけれど、それは愛する人に対してしか行えない行為で、愛する人への奉仕だからこそ、気持ちが高まる。自分の被虐的でいやらしい姿を見てほしいと思う。そして、愛する人のものを飲み下したいと思うのだ。

ちなみにわたしは自分が尊敬できるほどの知識量を持っている人が好きなので、自分よりもかなり年上の人が好き。30代前半じゃまだ若くて、30後半から40代くらいの人。わたしの趣味がスウィンギングロンドン時代のファッションや、ローリングストーンズやレッドツェッペリン等の音楽だから、という理由もあるけれど。