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成程話:そういう人がいるおかげで
2016年12月22日 09:32
今日は、「恩」のお話。
私の母は義理堅い人で、何かを頂戴した時には、すぐに礼状を書き、それ相応のお返しをして義理を果たしていました。
その同じ母が、恩返しの行為をすることの大切さとともに教えたのは、今日の自分があるのは、「恩人たちのおかげ」ということだったのです。
このことを忘れずに生きていれば、いつも心に感謝の念があるわけだし、人は、そうやって幸せになるのだということでした。
母はまた、何かを恵んでくださった人、助けてくださった人だけが恩人なのではなくて、私たちを苦しめた人、私たちに嫌な思いをさせた人々もまた、長い目で見れば恩人なのだということを教えてくれました。
「そういう人がいるおかげで、私たちは成長出来るのだからね」
そういう母の言葉には、経験した人のみがもつ重みがありました。
「我以外、皆師なり」という言葉があります。
これは、自分以外のものすべてから、私たちは何かを習うことが出来るということ、したがって、いつも謙虚に「恩を受けている」という思いを抱いて生きるということです。
忘れかけていた大切なこと
渡辺 和子 著
PHP文庫より
義理は返せるけど、恩は返しきれないものです。
「不幸の三定義」というものがあります。
一、決して素直に「ありがとう」といわない人
二、「ありがとう」といっても、恩返しをしない人
三、「ありがとう」と唱えただけで恩返しはできたと思っている人
この三つが人生を不幸にしていく。
古代ローマの哲学者“セネカ”はこう言いました。
「恩恵を施した者は黙っているのがよい。恩恵を受けた者は語るのがよい」
そして、見返りを求めずに与えることの最大の見返りは、何といっても「幸福感」でしょう。
してもらった多くのことに気づき、恩を感じ、返していく事と、自分も多くのことを与え続けること。
この二つがしっかり出来れば、「成功」と「幸せ」すなわち「成幸」を手にすることが出来る事と思います♪
「嫌だな」と思う人にも「おかげさまで成長出来ます」と、恩を感じることが出来たなら、かなりの上級者ですね(^^♪
このウラログへのコメント
なかなか難しい事ですが、確かにです。
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