書籍:言いにくいことをハッキリ言っても好かれる人の習慣

今日の紹介は、能町光香氏の著書です。


■言いにくいことをハッキリ言っても好かれる人の習慣
■能町 光香(著)


無理をして相手に合わせようとしてストレスを感じている
お願いごとをしたいと思っているが迷惑になったらどうしようと思ってできない
つき合いを断れない
すぐ他の人と比較してしまう
このような気持になることがある方はぜひこの本を読んでみることをお勧めします。
相手に納得してもらう言い方及び、言ってみる勇気、自分の心とのつき合い方を知ることができます。
読むとラクな気持ちになれると思います。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。


●周りの人たちはお願いされるのを待っている！
あなたは「誰かにお願いしたい」と思っているのに、「お願いします」のひとことがなかなか言えないことはないでしょうか。
以前の私も、「人にお願いすること」をネガティブにとらえるタイプでした。
まさに「頼み下手」であり「お願い下手」の典型的なタイプ。
そんな私に変化が訪れtのは、仕事量が大幅に増えたときでした。
「もうダメ！みんなに助けてもらわないと間に合わない」
そんな「仕事が回らない」状況に陥りました。
ところが、そんな「頼み下手」の私でしたから、「周りの人にお願いをしよう」と思っても、どう声をかけていいのかわかりません。
そこで私がまず思ったのは、お願いをするのであれば「気持ちのいいお願いをしよう」ということでした。
相手が心地良く私のお願いを受け入れてくれるために、どうすればいいのか考えました。
そして、「○○さんにお願いできたらとても嬉しいです」というように、相手に尊敬の念を持って、「気持ちのいい言葉」をかけることから始めたのです。
すると、周りの人たちからこんなことを言われました。
「早く言ってよ～。そんなの私、簡単にできちゃうから」
（P76～77　引用)
同じような経験があります。
以前、自分の仕事を独りで抱えていたことがありました。
個人個人が責任感を持って仕事をしなければいけないと思っていたからです。
確かにそうですが、間違った点がありました。
個人で抱えていて期限に間に合わなかったら、何の意味もないということです。
期限の2日前にダメもとで同僚に手伝いをお願いしたら、「言ってくれればいいのに」と叱られました。
頼み方さえ気を付ければ、相手の気分を害することはないのです。
頼んでみることです。

●振り回してくる相手にまで気を遣っていませんか？
人一倍繊細なあまり、本来であれば必要でない他の人の感情や気持ちまで自分のこよのように受け入れてしまう。
感受性の豊かな人は、それを自然に行っています。
「自分と「他人」との境界線が曖昧であったり、境界線がなかったりすると、他人から振り回されてしまうようになります。
あなたは、他人に振り回されていると感じたことはないでしょうか。
他人に振り回されてばかりいると、あなたの大切なエネルギーが奪われてしまいます。
また、自らのパワーを温存することができず、本来自分が力を注ぐべきことに集中できなくなってしまいます。
無神経な人にまで過度に丁寧に接する必要はないのです。
その際、相手を立てるような言い方で伝えましょう。
「今日は疲れていて、明日電話でなら話せそうだけどどう？」
「私では役に立たないような気がするから」
自分の時間がどれほど貴重なものか、考えてみましょう。
そうすれば、自ずとどう言えばいいのか、その答えが見つかるでしょう。
（P108～111　一部引用)
行きたくないけど誘われたから、無理して付き合わなければならない。
そのようにしてしまうと、疲弊してしまいます。
勇気を持って断るべきです。
言い方さえ気を付ければ、嫌われることもないでしょう。
振り回されてしまいがちな方は、参考にされるといいと思います。

●あなたが誰かから裏切られたとき、「裏切った人」と同じ土俵に立ってはいけません。
あなたが誰かからだまされたとき、「だました人」と同じ土俵に立ってはいけないのです。
「なんてひどい人なんだろう。許せない」という気持ちを持つことは、人間であれば自然なことです。
ですが、相手と同じ視点で物事を考えないこと、それがとても大切です。
わかり合えない人もいる、と知ったほうが人生をラクに生きることができます。
（P150～151　引用)
高い視点に立つことですね。