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成程話:「悲しみがなくなる」のではない
2016年10月04日 23:30
つらいとき、苦しいとき、参考にしたいお話。
江戸時代の高僧、白隠禅師に仕えて禅を学んだ、おさつばあさんという人がいました。
よく修行して、ついに免許皆伝の印可を受けたという、悟りを開いたおばあさんなのです。
そのおばあさんは孫娘が死んだとき、わんわん泣きました。
それを見ていたみんなが、
「おさつさん、あなたは禅の悟りを開いているのに、どうして泣くのですか」
と言うと、
「やかましい!わしが泣いているのは、おまえらの涙とはちがうんだ。
わしは真珠の涙をこぼしているんだ」
そう言ったというのです。
これは、なかなかいい話です。
わたしたちは、真珠の涙をこぼせるようになったらいいのですね。
泣くときには、思いきり泣けばいいのです。
苦しみが楽になったり、つらいことが楽になったりするのではありません。
苦しみをしっかり苦しむ。
つらいことをしっかりと、つらいと受けとる。
それでいいのだと思います。
わたしの南無阿弥陀仏
ひろさちや著
佼成出版社より
私達は、苦しみをなくそうとしたり、悲しみをなくそうとしますが、
本来、苦しみや悲しみがなくなることはありません。
「悲しみがなくなる」のではなく、
「悲しみでなくなる」のです。
苦しいときや、悲しいときは、存分にその苦しみも悲しみもしっかりと受け取る。
しっかり受け取ると、時間の流れとともに苦しみではなくなり、よい思い出となっていきます。
しかし、苦しいときに、苦しみを無くそうとすると、よけい長引かせることになるそうです。
苦しみや悲しみに意識が向くので、どんどんそっちにフォーカス(焦点が合う)してしまいます。
バイ菌と似ていて、人間がバイ菌を無くそうと、躍起になって無菌状態をつくればつくるほど、人間は弱くなっていきます。
しかし、本来、菌と共存してきたのが人間です。
つまり、苦しみや悲しみを排除するのではなく、ともに生きるほうが人間味がありますね♪
泣きたいときは、しっかり泣けばよかったのです(^^)
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