デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

中日新聞より。

2016年10月02日 23:16

『おなかの痛い子はおれへんか』

名古屋市の樋口さん(五〇)は名古屋市内のコミュニティセンターで、園児小学校低学年を対象にそろばんを教えている。そこではその他、習字英語などの講座もあり、学校が終わると子どもたちが集まってくる。
この施設の管理人のSさん(八十歳くらいの男性)は子どもたちに怖がられているという。いつも「靴を脱ぎっぱなしにしているのは誰だー」とか「本が片づけられないなら読むな!」と注意するからだ。
今の子どもは精神的に弱い。ちょっと何か言われると泣いてしまうこともある。
もちろん、子どもたちのことを思ってのこと。
怒っているのではなく、叱っているのだ。それも自分の孫のように愛情を込めて。
トイレを使った後、トイレットペーパーが長く下に垂れていることがある。
中には、用足ししたのに水を流していない子もいる。そんな子たちにも一つ一つ根気よく丁寧に教える。
ただ、耳が少し遠いのでついつい大声になる様子。それも怖がられる要因らしい。
ある日のこと。授業をしているとSさんが突然教室に入ってきた。「誰かおなかが痛い子はおれへんか?」と言う。子どもがまた何か叱られると思い「どうかされましたか」と尋ねると「トイレがどえりぁー汚れてたもんで」と。
それを見て誰かがひどい下痢をしていると思ったのだそうだ。
Sさんの手には胃腸の薬があった。
「薬を見てジーンときました。私だったらそこまで子どものことを考えてあげられるかなと。そんな思いやりに支えられて授業を受けられる子どもたちは幸せです」と樋口さんは話す。

中日新聞掲載 2014年(平成26年)8月17日

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2016年10月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31