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11th Kosugi Part 14

2016年09月06日 18:56

11th   Kosugi  Part  14

いつも車から降りるのは近くの駅前。
だから、住所も知らない。
いつも約束どおり現れていたから
電話番号すら知らない。

というより、しがらみがいやだったから
あえて訊こうともしなかった。
おそらくこの娘の方もそうだったのだろう。
双方、かたくななまでに自分のことを語らなかった。
知ることと言えば
「先生」とその友達に思うがままに蹂躙され
それがかえって本来の淫らさを
解放してしまったらしいこと。
どうやら同級生や先輩と
奔放なセックスを繰り返していること。
そのくせ、派手なしぐさはいっさいないこと、ぐらい。
もっともそれ以上の好奇心
全く持ちあわせなかったが…

かくて、激しい性交を繰り返すうちに
卒業の時期が近づいていた。
高校卒業も、
そして
この修羅場からの卒業も、もうすぐ。
社会人になるにせよ、大学生になるにせよ、
こんな淫猥なセックス仮面の下に押し込めて
初々しいフレッシュウーマンを演じるのだろう。
その若さがひどくうらやましくもあった。

いつもと同じように食事を済ませてホテルに向かう。
なぜか、いつもと違う場所を求めてきた。
といっても遠くはつらいのがわかっているから
走って30分ほどのラブホ街にむかった。
走り出してすぐに、こちらのジッパーをおろすと
つまみ出してしゃぶりだす。
ハンドルのすぐ下で上下する豊かな髪から
行為とはおよそ似つかわしくない
さわやかなシャンプーの香りが立ちのぼってくる。
一心不乱に
舐めあげ
吸い
甘咬みするから
硬くなり大きくなり、つきだすようになってしまう。
決してイヤではないのだが、
気をつけないと運転が危ない。
しばらく舐められた後
スカートの下に手を入れて
指を送り込んで反撃に出たが
片手運転で車もふらつきだした。
あわてて道路傍の駐車場らしきところに車を乗り入れた。
期せずしてカーセックスが始まってしまう。
緑の濃い狭い道沿いとはいえ
首都圏
おまけに7時ごろ。
抜け道でもあるから交通量は多い。
ヘッドライトが滑り込むように室内を照らすから
何台かは中で何が行われてるかはわかるはずだ。
だが、これまでのセックス
双方が露出に余り抵抗がないのは知っている。
だから、ダッシュボード
女の両足を上げさせると
フロントウィンドウ越しに
ぐっしょりと濡れたパンティが覗けるようにした。
そのきわどい体勢を保たせたまま
手をパンティに突っ込んで
指二本を性器に突っ込んで
親指をクリトリスの横に突っ込んで
激しく手をゆすった。
「見せたい。見せたい。感じたい。」
「手まんこいい。いい。」
「垂れるよ。垂れるよう。」
「うわあ、おまんこおおお。」
事実、ライトに照らされる瞬間に
どくどくっと愛液を噴出す。
さらにミニスカートをまくりあげ
脚の開角度を増やす。
行きずりのヘッドライトの光軸が
白い布切れにつきささり
卑猥なシミを浮かび上がらせ
卑猥光景を加速させる。

スカートの中に頭を入れると
ぐちょぐちょになったパンティにむしゃぶりつき
わざとちゅうちゅうという音を立ててしゃぶる。
極小のTバックのクロッチは
防波堤の役割をとうに放棄しているから
内腿全体がべとべとからびしょびしょに変わろうとしていた。
「いい。いい。いやらしーーい。」
上向きにしたままなのだろうか
ひときわ明るいヘッドライトが室内に
妖しげな影を浮かび上がらせる。
「見てーえ。見てーえ。」
「もっと照らして。ここ照らして。」
頭を局部に押し付けるように
髪の毛をつかんでいたが
つかむ力が自然に倍増する。
全身にふるえが走った。
そして動きがとまる。
激しく昇りつめたようだった。
わめき続けていたのが急に静かになる。
意識がさまよっているのをいいことに、
この卑猥な行為をしばらく続ける。
意識は飛んでいてもなお
快感が続いているようで
どくどくと愛液が吐き出され続けている。
先ほどのシャンプーのさわやかな香りとは正反対の
青臭く
やや生臭い
そして淫靡な香りが車内に漂い出していた。
落ち着いて周囲を見ると街灯の光があたりを照らして
当初、思ったよりもはるかに明るい。
その光の中で、大きく色が変わった白いパンティ
明るく浮かび上がっている。
これでは、あえて露出しなくても、
道行く人や車に痴態のすべてを曝していたことになる。
いかにあせっていたとはいえ
いささか過激な露出行為だった。

息が整い、意識が戻るとさすがに自分の格好と
周囲の状況の違和感に驚いたらしく
脚を下ろして普通に座りなおす…
かに思えたのだが、なんとフェラチオを再開しようとしていた。
「どうしたの?サカリついちゃって。」と訊くと
いやいやと首をふって、なおも続けようとする。
すでにペニスには唾液が塗りたくられていて
てらてらと光っていたし、
鋭い快感が脳天を突き抜け抜けようとしたが、
ここは我慢と思い
少し邪険に首を振り払うと、
這うように
まさに這うように
駐車場から車を出した。
行為の中断が気に食わなかったらしくて
しばらくふてくされていたが
またまたごそごそと動き始めた。
横目で見ると腰を浮かすようにして
パンティを取り去っている。
そして、自らの左手性器をかき回しながら
右手でパンティを持つと濡れたクロッチを
ハンドルを持つこちらの左手に押しつけてきた。
思わず受け取る。
「うふふ」という笑い声が聞こえる。
顔を見ると、唇の端をゆがめながら、うなずいた。
その笑い声に誘われたかのようにしゃぶりだした。
濡れた極小のTバックをしゃぶりながらの運転…
「どう?味?」
いやらしく微笑みながら
腰を突き出しオナニーを見せつける。

運転席では白い濡れ布をしゃぶる男。
助手席では観客を期待しながら性器を曝す女。
本能と生臭さが車内に充満するとんでもないドライブになった。

そして、その終点は赤と紫のネオンが光る
ただ、性交のための場所だった。

(続く)

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