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中日新聞より。

2016年08月29日 23:48

『「だいご」おはよう!』


豊橋市中部中学教諭・伊予田さん(33)が昨年担任していた1年1組での話。12月になって保護者の方から、各学年に1鉢ずつのポインセチアが贈られた。その 花の世話についてクラスで話し合いが行われることになった。
環境美化委員の生徒が、「この機会に、花を通して学校、学級をもっと美しくしていきたい」という提案があった。それを受けて、一人の男子生徒が言った。「花を大切にするために、名前をつけよう!」と。
みんなが賛同し「そうだ、花を1年1組のメンバーにしよう」ということになった。協議の上、「だいご」と命名。そしてインターネットで、水のやり方や日の当て方など育て方を調べた。
間もなく、生徒たちの間に変化が表れたという。登校すると、おのおの「だいご」のそばに行き「おはよう!」と声を掛ける。帰りは「さようなら」と。
雨が続く日には「大丈夫?」と話しかける子もいたという。先生も協力し、冬休み明けの初めての登校時には「だいご、枯れていない!」と口々に喜びの声が上がった。
「花に名前を付けたことで、クラスに驚くべきことが次々に起きました。花に対してだけでなく、子どもたち同士であいさつをし合うようになったのです。先生に対しても。一番の収穫は、クラス雰囲気が明るくなり、男女の心の壁も少なくなってきたことです。
お互いに助け合い笑顔で話し合うようになりました。これも花をプレゼントしていただいたおかげです。ありがとうございました」と伊予田先生は話す。

中日新聞掲載 2016年(平成28年)6月12日

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