趣味は読書、真夏の夜の「ブレードランナー」

20年くらい前、痛風で入院した。
約三週間。
病室にはそれぞれ、小型のプリペイドタイプのテレビが備え付けられていた。
最初の数日間は全く動けないので、ただテレビを見て過ごした。
BSで映画をやっていて、「ブレードランナー」があった。
再放送を合わせて二回あり、僕はそれを二回とも見たと思う。
既にディックの原作「アンドロイドは電子羊の夢を見るか」は読んでいたが、映画は別の作品だった。
その頃は、ダリルハンナが可愛いと思ったのだが、その後DVDを買って見た時は、ショーンヤングの方が遥かに美しいと思った。
今夜たまたまテレビ番組表を見ていたら、「ブレードランナーファイナルカット」をやっていたので、録画している。
僕が持っていたDVDは「クロニクル」というので三つのバージョンが入っていたが、これはそれとは違うらしい。
少し調べたら作品自体は1982年のものである。
34年前の映画だ。デジタルは格段の進歩を遂げ、今やCGで何でも描ける時代になったが、今の映画とは何かが違う気がする。或いは、そう思いたいだけなのかもしれないが。