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趣味は読書、「二十日鼠と人間」

2016年07月16日 01:44

新潮文庫スタインベックのこの作品を読んだのは、去年の今頃より、少し前。新潮文庫の「夏の100冊」は始まっていたが、まだ暑くはなかった。
そして、少し前に、ゲイリーシニーズが監督したリメイク版のDVDを見て、今度モノクロオリジナル版を見た。
モノクロの方には、「ロッキー」のバージェスメレディスが出ていた。
やはり、発表当時に近いオリジナル版の方が良いように思う。
この作品には、人生の残酷な一面が描かれていて、終わり方は悲惨なのだが、僕は勝手に違う解釈をしている。
原作でも映画でも、小男の主人公は精薄な大男の相棒に、「お前がいなけりゃ、一人で楽に暮らせる」と話す。
作品のラストで主人公は自らの手で、相棒の命を奪ってしまう。ここで話が終わるので、悲惨なままなのだが、これから主人公は厄介な相棒から解放されて、自分一人のために、稼ぐことが出来るのだ。もちろん、相棒を殺したという心の傷は、一生抱えて行かなければならないのだが。
考え方によっては、ハッピーエンドを含んだ終わり方かもしれない。
小説としては短いものだが、この中に、当時のアメリカ人種差別男女差別精神薄弱者への差別弱肉強食など、様々な問題が描かれているがこれが日常的だったのだろう。

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