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初任給のお話

2016年03月19日 22:04

卒業式を終え、これから社会人になる人には是非読んでいただきたい話かも。


信用金庫に勤める二十歳の短大卒女性が、初月給を親のために使って喜んでもらおうと、両親をレストランに招待しました。
お母さんは前日から美容院にセットにいったりして大喜び。
ところが、お父さんはブスッと不機嫌な顔をしてついてきた。
「何を怒っているの」とたずねたら、
「一回の晩飯ぐらいで、俺が二十年間苦労して育ててきたことが帳消しになると思ったら、大間違いだぞ」と・・・
「そんなこと、どうして言うの?」と思ったけど、口に出しませんでした。
今日はめでたい日だし、お母さんは横でもうパクパク食べ始めているし、今さら怒って帰れない。
しばらく天井を見つめていたお父さんが、ポツリと「ビールぐらい、飲んでもいいか?」と言った。
「誰がビールなんかついでやるもんか」、そう思ったけど、つがなきゃしょうがないなと思って彼女はお酌をした。
ところが、コップを差し出したお父さんの手には、二十年間勤めたセメント工場での白い粉が、びっしり。
手の甲のしわと毛穴にまで詰まっていました。
それに気づいた彼女は「お父さんゴメンネ」と言いたかったけど、どうにも言葉になりませんでした。
自宅に戻ったその後、彼女トイレに行こうとして両親の部屋の前を通りかかったら、中から話し声が・・・
どうせまた、お父さんが私の悪口を言っていると思ったら、それが違うのです!
「俺も五十いくつになるけど、今日みたいにおいしい晩ご飯は初めてだった。
あいつの顔を見ていたら、俺は涙があふれそうになったから、天井しか見れなかったけど、
なあお前、
本当にいい娘に育ったなあ」
その瞬間、彼女はそこから先に足が進みませんでした。
そのまま自分の部屋に帰って、頭から布団をかぶって「バンザイ!」のポーズで朝まで泣き続けました・・・

南蔵院住職「林 覚乗」(はやし かくじょう)氏のお話より


不器用かもしれないけど、
伝わりにくいかもしれないけど、
あなたのことを想い、心配し、苦労なさってきた人がいます。
自分が親になってみて、初めて知るのかもしれません。
自分が上司になって、初めて知るのかもしれません。
自分が社長になって、初めて知るのかもしれません。
相手の立場になって考えたとき、少しでも気付けたらいいですね♪
もらってばかりでは気付けない・・・。
与えて行く側にならないと、その醍醐味は分からないものです(*^_^*)

このウラログへのコメント

  • ぷかぽん 2016年03月19日 22:10

    ほんとですね。

    親になってはじめて気付きました。

  • なな♪ 2016年03月19日 22:13

    ぷかぽんさん:やっぱりそうなんですね(*^^*)
    その人の立場になり初めてわかること多いですね(^^)

  • SYUZO- 2016年03月20日 07:26

    そうして人に何かをしてあげる事が好きになっていけば
    いいですよね
    (  ̄▽ ̄)

  • なな♪ 2016年04月11日 00:27

    SYUZO-さん:そうですね♪初任給なにに使ったか覚えてますか?

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