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趣味は読書、黄金の日々(少しの悔悟をこめて)

2016年02月13日 04:30

僕が自発的に読書を始めた若く幼い頃、カッパノベルスで、小松左京の「日本沈没」がベストセラーになっていた頃、丁寧に探せば、文庫本の世界だけでも、書店には、魅力的な本が沢山並んでいたのだ。
まだ、無知でお金と時間の貴重さを知らなかった僕は、全く無計画に行き当たりばったりに読書をしていたので、結局とてもいびつなものになってしまった。
江戸川乱歩の大人の小説は、角川文庫の青い背表紙の20巻でほぼ全部読めただろうし、横溝正史の捕物帳以外の作品も角川のあまりに有名な黒の背表紙に緑の活字の版で、集める事が出来た。
国枝史郎文庫講談社で、刊行され始めていて、すぐに絶版になってしまった。
ソルジェニーツィンの「ガン病棟」「収容所群島」も文庫であったし、大江健三郎の「青年の汚名」も文春文庫にあった。
大藪春彦西村寿行高木彬光中上健次遠藤周作北杜夫平井和正小林信彦
開高健も沢山あった。
他にも枚挙にいとまはないのだが、僕は、あまりに稚なくて、絶版になるということを知らず、いつでも手に入ると思って、それらの多くを新刊で手に入れる機会を失った。
あの頃は、どれだけ豊かな本に囲まれていたのか、そしてそれらをもっと積極的に手に入れなかったのか、悔やまれてならない。
むろん、すべての読みたい本を手に入れ、読むことは不可能だが、もう少しやりようはあった。
高橋源一郎や、最近亡くなった野坂昭如の作品も、沢山あった。
海外文学も同じである。

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