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『黄昏どきの訪問者』

2016年02月08日 22:34

1月6日の宵の口。
 明日から仕事始めだ、って正月休みの最後の日。
 昼間っからアダルトDVDを数本観て5回ほどヌいて、溜息を吐いたいつものような休日だった。

 夜ごはんは何にしようかな、と思った時に、突然ぼくの部屋のチャイムが鳴った。
 誰だろう?今日は誰も訪ねてくる予定などない。町内会か何かかな?それとも宅急便か何かか?
 「はぁい」と間抜けな返事をして、6畳1間程度のアパートのドアを開けると。

 そこに、メイド服女の子が立っていた。

 「お待たせ致しました、ご主人さま☆」
 声が可愛い。メイド服も良く似合っている……が、これは誰だ?なんでぼくの部屋にメイドが来る?呼んだ覚えもなければメイドの知り合いもいない。だいたい、メイド自体に興味もない。ってか、どうでもいいけど寒そうじゃないか、こんな夜に。
「――は?」
なんとか声が出たが、次の言葉が出ない。ぼくは5秒間ほど固まっていたが、頭の中は次々に様々な思いが渦巻いた。実際はカオス状態だったが、その時の内容を無理矢理整理して書けば、次のようになる。

(何だ?なんでメイドが?誰が呼んだ?脚がキレイだな……ニッコリ笑ってる……可愛いな……なんでメイド服だけなんだ?コートとか上着着ないの?寒いでしょ?あ。胸あるな~、ストッキングにもフリルが付いてるんだ~、あ、もしかして近所にメイド喫茶でもオープンしたのかな?秋葉原じゃあるまいし、客が集まるんだろうか……でも可愛いなぁ、おお、これが噂の絶対領域って奴か、確かにスカートストッキングの間のナマ脚は……寒そう、じゃなくて魅力的だよなぁ……あ、もしかして何かの誘い……俺、なんかわかんないけどどっかに拉致とかされるのかな?北朝鮮とかイスラム国とかに来週あたりいるのかな?メイドに鼻の下伸ばして油断した途端に連れ去られたりして……あ、またニッコリした!ヤバい、マジ可愛いなぁ……)

↑こんなのが5秒間で全部一気にだ。ぼくのカオスな様子が伝わるだろうか。

 そしてその固まった5秒間は、いきなり断ち切られた。
 女の子が「お手伝いすることはございますか?」と言った時に、男性の声がした。
「ごめんユミちゃん、201じゃなかった!102!」
 ぼくの位置だとドアが邪魔で見えないが、階段のほうだ。その声が聞こえた途端、女の子(ユミちゃん、らしい)の顔から笑顔が消えた。
「すいません!間違えました!」
ユミちゃん(らしい)は両手を身体の前で重ねておじぎをして、「ごめんなさい!」と去っていった。

 なかば放心状態でドアを閉め、置き去りにされた……と思いながらソファに戻って……「なんなんだよ~!」と自然に声が出た。

 ――やっと解ったよ。コスプレデリヘルかなんかだ。部屋間違えられた……。しかも102じゃ管理人さんの隣……俺が大っ嫌いなハゲデブオヤジのオーハシの所かよ!うわぁあんなに可愛いコがオーハシと……横取りしちゃえば良かったなぁ……。

 理由が解ると、納得がいくと、さっきのユミちゃん(らしい)の可愛さが思い出されてくる。
 ぼくの頭の中は、異常なほどに熱くなって、様々な感情がさながら暴風雨のように……。

(ユミちゃん惜しい……あのオーハシかよ!あいつ、俺とはじめて逢ったときに「ボク、オーハシくん」って言ったんだぞ!ニタニタ笑って……あの時から嫌いなんだよ!あんなオトナにはなるまいって、俺は誓ったんだココロに!なんであんな野郎があんなに可愛いコと……なんで俺じゃないんだよ!――デリヘルかなぁ……たぶんそうだよなぁ……ヘンだと思ったんだ、あんなに可愛いコが俺に奉仕してくれる訳ないもんなぁ……なんて言ってたっけ、ああそうだ、お手伝いすることはございますか……あるあるー!あのね、俺ね、ユミちゃん観たらギンギンなのー!DVD観たんだよ、ヌいちゃったんだよ、でもね、やっぱり生身の女のコ、それもユミちゃんでしょ?ビンビンだしギンギンだしピックピックンなんだよねーっ!)

考え始めたら止まらなかった。いや、止められる筈もなかった。

(部屋の掃除とかしてくれるのかなぁ……する訳きゃないか、デリヘルなら。でもして欲しいなぁ……四つん這いでさ、お尻が動くの眺めながら……ピラッ、なんちゃってスカートめくって「あんっ!も~、ご主人さまったら!」なんて言われちゃって……「ゴメンゴメン、つい」とか言ったりして……うわっ!ほほほ~!――俺が風呂入ったらユミちゃん来てさ、「お背中流しますね、ご主人さま」なんちゃって……で、背中任せながらお湯、ユミちゃんにかけちゃったりして!「きゃっ!」とか言ってさ、「ダメですよ~。じっとしていて下さい」なんて言われて。「前も頼むよ」なんつって立ち上がったらさ、マグナムも立ち上がっててさ、また「きゃっ!」って……むふふふふふ。)

止まらない。もう泣きたいけど止まらない。

(前洗われながらさ、「――ご主人さま、あの~」って。「ん?」って促すと、「あの……硬く……」って。「何が?」ってトボケて訊き返して。「あのぉ……いえ、何でもないです」「言いかけてやめるなよ。何が硬いの?」「いいんです、ごめんなさい」「良くないだろう。硬いってコレ?」ぷるぷるぷる。「きゃっ!」「お前の顔が近くにあるからさ、そりゃあこうなるよ」「………」「鎮めてもらおうかな?」なんちゃって。ひょほほー!)

泣けてきた。ぼくはまるでバカだ。

(で、フェラ強制して……吸われながら、俺の手はユミちゃんのオッパイ揉んで。もちろん、ユミちゃんの喉に射精!「ぐっ……ゴホゴホっ」「お掃除もしてね」ぺろぺろ……いいなぁ!――くっそお……オーハシがそんなのやってたら……呪ってやる呪ってやる。今からでもココにユミちゃん呼んで、代金オーハシ持ちでいいよなぁ……無理かなぁ……無理だよな普通。でさ、お掃除して貰ったらまた勃っちゃったりして。気持ちいいんだろうなぁ……でさ、でさ、ユミちゃん立たせてさ、メイド服スカートめくって……「え?ご主人さま?」かまわず、パンティ膝まで一気に下ろす!「きゃっ!」バスタブの縁に手を突かせて、バックから指を這わせて……「ああっ……ご主人さま……」ユミちゃんの愛液を指に掬い取ってさ、自分の鬼頭に塗りたくって……挿入!)

――穴があったら挿……あイヤ、入りたい。

ずんずん突いて、ユミちゃんの中に出して……うっほほーい!)

まだまだ続いた。洗濯中を背後から。ベッドメイクしてたらそのまま押し倒す。洗濯もの干してて、シーツとか大きなもので死角が出来たら襲う。冷蔵庫開けてかがんだところを狙う。料理スカートに頭を突っ込まれながら。就寝時は添い寝でもちろん3回戦……。

 ぼくは七転八倒した。妄想の洪水の中で。


 そして仕事始め。言うまでもなくぼくは寝不足
 仕事は散々で、上司や同僚、後輩たちにまで「正月ボケ」と責められたのは当然だった。


 ――了――




言っておきますが↑これは実話じゃないですからね。(笑)小説です。

俺の他の作品は「ノクターンノベルズ」というサイトで公開しています。
ノクターンノベルズ」を検索して、トップページで「サクラフブキ」を検索すると、一覧ページに辿りつけます。

◎「僕の夏シリーズ」
  『あの夏の日、ぼくは入院した』
  『夏の休みの海岸で』
  『夏の終わりはイレギュラー

◎「さとみさんシリーズ」
  『あたしのボディガード
  『笑う犬の物語』
  『追いかけて、飛び込んで』

ヴァーサス
  『vs宗教
  『vs訪問販売

文化祭えっち体験』
贋作七夕伝説

あたりがご好評のようです。

無料ですので、おヒマな時にでもどうぞ。(一礼)

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