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15th Route 246 Part 31

2015年12月16日 13:59

15th Route 246 Part 31

狂気が3人を染めあげている。

妖しげな桃色の霞が部屋に漂う。
雄たけびのような悲鳴と淫語が
BGMになっている。
愛液と複数のパルファンが混ざった香りが
鼻腔を刺激する。

そんな空間の中で
友達の乱入で中断した後に
再開した人妻との絡みは
いつになく濃厚だった。
ましてや、友達の眼前でふたりで果てようとしている。
さっきは眼で示しあわせて
わめき
せがむ友達に
激しく挿入して失神させ、
最後には自分のなかに
ザーメンを吸い込むためにも
ふたりで気兼ねなく狂おうとしたくせに
今は抱き合うふたりともが
自分のイク瞬間を
じっくりと見てもらいたがっている。
露出性交では見せる相手は
不特定なのだが
今度ばかりは普段から付きあいのある
よく知った友人だから
興奮の度合いは次元が違うのだろう。
友達とふたりで性に狂いまくり、
互いの濡れた性器とそこへの恥態を
すべて見せ合い
登りつめを競い合い
潮をふきあい
放尿までしあった。
そして人妻は最後に
自らの歓喜をみせつけて
この妖しい競争に勝ちを誇ろうとしている。
どうにも不思議な友情ではあるのだが
何日か後にはどちらかのリビング
美女ふたりが卑猥な会話を上品に交わしつつ
ゆったりと紅茶などを楽しむに違いあるまい。
こんなとてつもない淫らな性交
彼女達にとってはアンニュイな日常に
少しばかりの変化を与える
些細な刺激材料に過ぎないのかもしれない。

だがいま、友達はまだ茫として
自分を取り戻していなかった。

正上位で始まった行為は
正上位で再開された。
互いをじっと見つめあいながら
ねとつく唾液を交換する。
濃厚なキスがすでに
性器での交わりと同じ濃度を持っている。
度重なる淫らな遊戯
放つことはなくても何度もの挿入
すでに十分に下地は出来ているから
愛液を吐き出し
奥の奥まで潤みきった性器
まるで意思を持つ生物のように
あるいは原色の食虫植物のように
ペニスをずるずると呑み込んでいく。
この人妻セックスはいつもそうなのだが
根元まで入り込んでもなお
深部へ深部へひきづりこもうと
びくりびくりと蠕動を繰り返す。
体力さえあれば
まるで削岩機のように
性器の中にがんがんと打ち込みたいのだが
アダルトビデオ男優のようには
とてもいかない。
友達を失神させたときは
人妻の中に放つという約束があったから
まだ我慢が出来たのだが
いま、あんな腰の動きをすれば
即座に射精してしまうに違いない。

だから煩雑に体位を変えた。
変化を楽しんでいるふりをしながら
実は放つのを必死でこらえているのだ。
見かけは女性をより随喜させるために
変則的に体勢を変えているかのようだし
事実、人妻はそのたびに歓喜の
ため息や
あえぎや
わめきやらをあげるのだが
現実はそんなしゃれたものではなく
何とか最後の瞬間を歯を食いしばって
こらえてるに過ぎない。
速やかに回復して
何度でも挿入できる世の男性が
本当にうらやましくなる瞬間でもあった。

正上位をほぐす。
時間稼ぎのためのクンニリングス
ぐしょぬれの性器で顔を洗うかのようだ。
「あ、あ、そんな…」
片足だけを高く上げさせて
鏡に性器を映しこみながら
横位置で送り込む。
「ああ。メス犬よ。私メス犬。」
「見える。見える。あなたのが出たり、入ったり。」
「うわああ。やらしい。ヤラシイ。」
「もっとメス犬にしてえ。」
背後に回って尻から覗き込む
それこそ犬の放尿のように
片足だけ上げさせる。
大きく口を開けて
たらたらと愛液をたらす性器
収縮を繰り返すアヌス
べろりと舐めあげる。
その姿を鏡で見て取って
「ほんとにメス犬になってるよお。」
「なんてことさせるのよ。」
「やだやだ。こんなのいやああ。」
「でも、でもやめないでええ。」
背後から挿入する。
腰を送り込む。
乳房わしづかみにする。
シーツについていたこちらの膝も
いつしか浮いて
しゃがんだカタチになる。
まさに犬の交合図。
違うのは首を後ろにひねらせて
キスをしながらの性交
「あああ、さかってる。さかってる。」
「メス犬がお尻突き出して、オスを。オスを…」
「もっとおおお。もっとおおおお。」
「あ・あ・あ。イク。イっちゃう。」
「あなたああ。ごめんなさい。」
「うわあああ。」
「い。いいいい。」
快感がどっとおしよせ、
我慢がまたつらくなってくる
ペニスを突き刺したまま
こちらの片足を背中で回して
180度、体を入れ替える。
挿入したまま尻と尻がむきあう形。
ペニスの反りかたとは逆方向。
油断するとプルンと
飛び出してしまう形だが
なんとも淫猥そのもので
女性にとっての視覚効果と
奇妙なスポットにあたる刺激は
相当なものがあるはずだ。
「なんでこんなかっこうさせるのよお。」
「やだああ。こんなのやだああ。」
「すごいの。すごいの。」
「鏡のなかで狂ってるよお。」
「あたる。あたる。ぎゃあああああ。」

この悲鳴に、殆ど焦点が合わない眼つきで
ぼんやりと沈黙していた友達が
びくんと反応した。
そして声を出す。
「何よそれ。なんてヤラシイのあんた達。」
そしてお決まりのように自らの足を広げて
性器突き出し、腰をくねらせながら
オナニーをみせつけだす。

ふたりの
「ああ見て。」
「こんなとこ見てえ。」
のシャウトが交錯して
荒淫は急速に終焉に向かう。

(続く)

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