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お題「秘密ってもつべきですか?」

2013年10月06日 00:11

こんばんは。

気付けば暑さも和らぎ季節は10月

昨日までしがみついていた枝から手を放し

落ち葉も散歩したがるこの季節、皆様はどうお過ごしでしょうか?

僕は花粉で倒れています。


お久しぶりです、カートです。



さて!季節の変わり目ですね!!風邪をひいてる方もいるのではないかな?
そんなときにさくっと読めるようなおかゆの様な文章を書きたい!
そんな事を思い、今日は書いてみようと思います!!



今日のお題は「秘密を持つべきか否か」。(表ログにあった奴)です。



簡単に考えると秘密なんて持つべきではないのではないかと僕は思います。


それに大概持とうと思って持った秘密なんてふたを開ければ大したことのない秘密か、
反対にどうしようもなくろくでもない秘密のどちらかなのではないのかな?
なんて、そんな気もします。


しかし、実際にもっとも厄介なのは持とうとしてではなく気づけばもってしまった秘密なのです。


これは僕が幼稚園の頃の話です。


当時僕には大好きおもちゃがありました

それは少し大きめのとてもかわいい新幹線おもちゃでした。


ちょうどよく丸みを持っていて、先っぽがツルツルとしていて、

そのおもちゃでは良く遊んだ物です。


しかし、子供と言うのは面白い物で、

最初はただただ走らせて遊んでいるだけなのですが
だんだんと遊び方を工夫し、様々な遊びを展開させ、
大人も考え付かないような発想を繰り広げるのです。


僕も当時はそうでした。


まず何を考えたか僕は新幹線おもちゃを前から凝視し続けました。



するとどうだ、


何故だか僕は自然と立ち上がるではないか。


そこからは早かった、僕は左手新幹線を掴み先っぽを僕の目の高さに上げて

右手を素早く、素早く上下に振るうのです。



気付けば僕はその新幹線おもちゃにこっそり名前をつけていた。

その新幹線の名前は



パイパイ号」



それから僕はたくさんの時間を「パイパイ号」と共に過ごした。

雨の日も、風邪の日も、

親の目を、兄弟の目を盗んではパイパイ号と旅に出た。

パイパイ号」とならどこまででもイける気がした。

幼心に「幸せ」とはこういう事ではないか、
なんでもないような事が幸せなんだ

と、確信していたのかもしれない。


ある朝、僕は幼稚園バスを家で待つ間

また「パイパイ号」と旅に出る事にした。

腹痛の振りをして服の中に「パイパイ号」を忍ばせてトイレの扉を閉めた。



特急パイパイトイレ発・快感行き」だ。



僕がしばらく旅を楽しんでいると

扉の向こうから母親の声が聞こえてきた。

このころから腹痛持ちで軟便の僕を心配する声だった。

僕は大きな声で答える。

「だいじょぉうぶぅー!」

しかし母はそれから数分おきになんべんもなんべんも僕に声をかけてきた。


僕も何べんも何べんもそれに答えた。


そのせいで僕は「パイパイ号」との遊びになかなか集中できなかった。
しかし、幼稚園バスは刻一刻と我が家に迫っている。

僕は当然右手を加速させた。


今思えば、僕はきっと逃げたかったんだと思う。
光より早いスピードで「パイパイ号」と僕は時間と言う残酷魔物から、
目を背けたくなる事実ばかりの世界から
僕はきっと、逃げ出したかったのだ。

しかしそれは無理と言うものだ。
所詮紙の上での計算は紙の上でのお話なのだ、
いかに「パイパイ号」が特急でも、時間と言う魔物からは逃げられないのだ。

幼い頃の僕はそれでも頑張った、頑張って頑張って高速で右手を上下した。



そんな時僕の視界の上の方が開いた。


そこには一人の人間が立っていた。

奴が何者なのか僕は目をこらした、

やっと時間を操る者と出会えたのかと、うれしさ交じりに目を見開いた


奴も目をこらしていた。


奴は何かを恐れるような人間の最も醜い顔を晒し、僕を凝視していた。

そいつは良く見れば見るほど誰かに似ている気がした。

そして僕はわかった奴の正体は







母親だった。







僕は左手に持った「パイパイ号」を床に落とした。

母は醜くゆがんだ頬を意識の力で持ち上げた。





そして母は僕に言った。





「ほら・・・いたくなっちゃうよ・・・・」






ゆっくり、ゆっくりと扉はしまった。




今になって、僕は思う。

どうやら幼い僕は新幹線を乗り間違えたらしい。

僕が乗ったのは


特急パイパイトイレ発・快感行き」


ではなく



特急パイパイトイレ発・トラウマ行き」


だったのだと。




僕は今、実家を離れ暮らしているのでたまに帰ると母親と昔話やらで仲良く盛り上がるのですが
当然この事には触れる事ができません。
友達にも、当然言えません。

野郎で集まると必ずや最初の自慰行為の話になるのですが
未だに対して言えません。

その為、適当な嘘をでっちあげるか、話自体をむりやり変えています。

秘密を持つ、という事は、持ってしまうという事は、

それだけ面倒な事なのです。

だからきっと秘密なんか持とうと思わない方が良い。

もって良い事無いんじゃないかな。となんとなく、スゲー思いましたとさ。




はい!!前回のコメント返しです!!

しゅりりんさん
いつもコメントありがとうございます!!
そして遅れてすみません!!(><;)

そうなのです、とことんネガティブに行ってしまうのです・・・厄介な性格ですよ~
お!?なるほど!!金持ち意識にシフトすれば!!!
・・・それでもネガティブなんだろうな~自分。。


花恵さん
いつもコメントありがとうございます!!
そして遅れてすみません!!(><;)

お!?ありましたか!!!
そうなんですよ~こういう事って思い出すたびに
頭抱えて「うあ~」と叫びたくなるのですよ~
厄介な物ですよね~・・・。。

このウラログへのコメント

  • -花梨- 2013年10月16日 20:46

    秘密=
    【他人に言えない愉快な過去】
    ・・・いっぱい ありますよ-
    (ノ∇≦*)

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