日常化 ２

あれは何の情報だったろうか…。

SNS内からだったかも知れない。

あの店が、『摘発』されたことを知った。


あの店では半ば常連となってはいたが、客同士の連絡先交換は禁止だったので、詳細は分からない。

巣を潰された蜂の様に私達はしばらくさ迷った。

他の店でもそれなりに遊んだ。
ところが、行く先々で店が摘発される。
SNS内では私達が内偵では無いかと噂された程だ。

もう店は諦めて、以前から少ししていた、個人的な出会いを楽しんだりした。
SNS等で募集したカップルと遊ぶ。

複数入れるラブホは数少ないので、シティホテルのデイユースをよく利用した。

軽く一緒にお茶したり、お酒を飲んだりして気が合えば、ホテルの部屋に移動する。

写真撮影したり、トークしたり。
なんとなくプレイが始まる。
シャワーを交代で浴びて、出てきたら先のカップルが始めてたりする。

ソファで１組ベッドで１組。

昼間の明るいシティホテルの部屋で。

交換も、する。

キレイな女性が相手な程嫉妬と興奮は加速していく。

最後はまたカップルに戻りフィニッシュする。

しばらくはそんなことや、SNS内で仲良くなった人達と飲み会したり…という感じだった。

遠征をしたのもその頃だったろうか。

機会があればまた遠征の話もしたいと思うが、それはそれで衝撃的なイベントであったので、また別記にて。
とりあえず時系列通り記して行こうと思う。

SNSで仲良くなった人がハプニングバーに行ってみたいと言う。
調べてみるとあの店の場所でまた別の店がオープンしているようだったので、再び足を運んでみた。

そこではなんと前の店のスタッフがまた働いており、マスターが新しい普通のバーをまたオープンさせていることを教えて貰った。


そしてそのバーに顔を出したら、懐かしいマスターがそこに居た。