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天の川を走る

2006年09月08日 21:59

「明日、夕方から夜けっこう遅くまでOKだよ」
次の機会はやってきた。意外にもやってきた。きっと次なんてないのだろうと思っていたのに。
「じゃあ食事してドライブ行こう」
「本当に?やった~」
初めて会ったショッピングセンターで待ち合わせる。黒いワンピースが少しそそる。
洋食のコース料理を出してくれる、こじんまりとしたレストランで食事。
「おいしいね~。でも高そう…」
さすがは主婦、しかしそれだけではなかった。
彼女旦那は苦労して結婚したという。お互いの親は離婚内縁と複雑なところがあり、親の援助もなく同棲し、そして美容師になるために専門学校に通う。旦那は少ない給料ながらも必死で働き、なんとか2人の生活を支えていたという。
いまでこそ、中学生小学生の子供と4人で幸せに暮らしているが、その幸せまでは遠い道のりだったわけだ。
食事を終えて、助手席彼女を乗せてクルマを出す。特に目的地はない。そんなときは、首都高速を走る。
真っ直ぐに伸びる湾岸線。お台場夜景銀座ネオン、そして埠頭の船の明かりをレインボーブリッジでひとまたぎ。ジェットコースターのように右に左にカーブトンネル、分岐、合流…フロントガラススクリーン画像都心環状線でめまぐるしく変わる。隅田川の上を滑るように向島線を走りぬけ、下町の街の灯りの遥か上をゆるやかに、なだらかに荒川の流れとともに流れる中央環状線はまるで天の川のようだという作家がいたっけ。
彼女の家のそばに着いたのは時計の針ももう10時を過ぎた頃だった。
「もう帰らないとまずい、よね?」
「うん、でもあと少しだけ」
あまり彼女の家の近くでは、誰が見ているか分からない。彼女人妻なのだから、この光景はぜったいにまずい。
「少し人目のつかないところに移動するね」
どこかのグランドの脇だった。街灯も少なく、人通りもない。
「このままキスも無しで帰っちゃうの?」
「…いいよ」
運転席から彼女の座る助手席へ顔を向けて口づけ。
2度、3度、お互いの唇が触れ合う。柔らかい。
彼女の唇が少し開く。
唇を彼女の唇に差し入れる…絡み合う。
「後ろの席にいかない?」
私のクルマはワゴン車。後席は広く、またガラスもスモークフィルムが貼ってあるので、外から車内はまず見えることはない。
後席に移ると、少しだけ座席をリクライニングさせ、彼女の上にかぶさるように口づけ。
外から見られない、それだけで十分だった。お互いの唇からはかすかに音がきこえてしまうほど、むさぼりあうように口づけ。
私は彼女の胸に手のひらを置いた。形の良い、こじんまりとしたバストが手のひらに収まる。
「ん…はっ…」
彼女の口から漏れる。吐息とも声とも分からない。
「もうダメよ…」
彼女に制止されるまで何分の時間が経ったのだろうか。私の肩には彼女のしがみつく指の感触が残っていた。
「うん…。でもオレ、勃っちゃったよ」
私の股間は本当に熱くなっていた。ジーパンの狭い空間をなんとか押し広げて、居場所を作ろうともがく勃起したペニスは、痛いぐらいに窮屈に押し込められている。
「…本当だ」
彼女ジーンズの上から股間をさすった。
「これじゃあ帰れないよね。口でしてあげるから」
ベルトを緩め、腰を浮かせると彼女トランクスに手をかけて下げた。最高潮勃起したペニスが跳ね上がるように飛び出す。ペニスが外気に触れる。
「すごい…ね」
彼女は私の腰のあたりに顔を埋めるように近づけた。ペニスの先に彼女の柔らかい舌が触れ、上下の唇が亀頭を挟む。
「う…」
久しぶりのフェラチオに思わず声を出してしまった。彼女の口の中は暖かく、柔らかく、そして気持ちよく。
気持ちいい…?」
マン汁恥ずかしいぐらいに先から染み出るのが分かる。それを彼女は舌ですくう。
彼女は上手だった。人妻フェラチオを初めてされた。あまりにも上手だった。
「いい…イキそう…」
「いいよ…出して」
彼女は頭を少し激しく上下に動かし始める。手は使わず、口だけで私を刺激する。
「イク…イクよ」
彼女は口を離さない。
「いい?イクよ?」
「うん、うん…」
ペニスを咥えたまま彼女は答えた。
「イク!あっ!あぁっ!あ!」
一瞬ペニスが膨らんだように思えたと同時に、ペニスの先から精液が噴き出した。2度、3度、途切れながら噴き出す。
「ん、ん…」
驚いたことに彼女はそれでもペニスから口を離さなかった。
ティッシュティッシュ
こう言ったのは私である。彼女ではない。
大丈夫、飲んじゃった」
驚きと喜びが同時に私の中にやってきた。
「ありがとう…」
思わず彼女を抱きしめてしまった。
「えへへ…」
あまりにも可愛い笑みだった。

彼女の家のそばまでクルマを走らせる。
「今日はありがとう。また連れて行ってね」
「もちろん。オレこそありがとう。じゃあね」
「おやすみー」
彼女路地の闇に消えていった。

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