（続・続・続）甘い誘惑・・こんなのアリかよ～!!

「私、前から係長の事がその...気になってたんです。」
彼女はそう言うと恥ずかしそうにこちらに視線を向けて、かすかに笑った。
少し間をおいて俺は「･･･俺の事、からかってるんだろう？」
（部長の愛人に手を出す訳には･･･汗）
「･･･本当の事ですよ！」彼女はすぐさま答えた。
･･･しばらく考えてから、俺は重い口を開き彼女に告げた　「言いにくんだけど香織ちゃんて、部長の･･その何というか･･･」俺が口ごもっていると彼女は　「ああその事でしたら、もう別れました。･･･確かに不倫してましたよ。」
あっさりと言ってのけた。だからどうなのとでも言いたげにだ。（驚）
「私の事、嫌いですか？･･それとも彼女がいます？」
「･･･いや、彼女は居ないけど...」
「･･･私じゃ駄目ですか？」俺の目を見つめながら彼女は言った。
俺ははぐらかすようにバーテンにおかわりを頼んだ。
「･･･香織ちゃんもおかわり頼む？」彼女は無言で頷いた。
（重苦しい空気に押しつぶされそうな俺は必死に考えた。今迄、会社の女の子にだけは手を出さないのが俺のﾎﾟﾘｼｰだったからだ。ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでは色々有ったけど(笑)この話はまたの機会に話すとして。）
しばらく沈黙が続いた頃、ようやくﾊﾞｰﾎﾞﾝと洋梨のｼｬﾝﾊﾟﾝ・ｶｸﾃﾙが運ばれてきた。
　
ここで彼女のﾌﾟﾛﾌｨｰﾙを少しだけ説明しておきましょう。彼女こと香織ちゃんは入社三年目の25歳、外見はお姉系でｽﾀｲﾙも良く男性社員にも評判が良く仕事もそつなくこなしてる女子社員の鏡です。(褒め過ぎか？笑）