女体盛り

バケツをひっくり返したような雨が降った。と思ったら、晴れた。あの変わり身の早さ、真似しようと思ってもできないものである。
さて、先日、何かの飲み会で、刺身の盛り合わせが出た。経験者ならピンとくるかもしれない。またしても不届きな考えに至ったのである。
「死ぬまでに、一度は女体盛りとわかめ酒やりたいなあ。」
明治時代あたりまでは、遊びのひとつとしてそんなに珍しいものではなかったらしい。生まれる時代を間違えたかもしれない。
「では、刺身を一切れ。。。おっとこりゃ違うわい」
「いやん、もう。。。ばかぁ」
妄想馬鹿、本日も健在なり、である。
しかし、実際やってみるとなると、刺身だったらすぐに体温で温かくなってしまいそうである。から揚げだと転がり落ちそうだし、第一熱くてやけどしてしまう。
わかめ酒も定番と言えば定番である。やはり、足を組まないとこぼれ落ちるのだろうか。
「でも、足を組んだら、あそこが隠れておもしろくないだろうなあ」
完全に目的を間違えているのである。
世のカップルのみなさん、好奇心があれば試していただきたい。セックスライフに花を添えるか、破局の坂をころがり落ちるか、それはやってみてのおたのしみである。
女体盛りへの妄想をふくらませつつ
「なんにしても、平らな部分がないと盛れないよなあ」
ある特定の女性を思い浮かべつつ、現実の厳しさを思い知る今日この頃であった。