世間はこれを恋と呼ぶ

多分
私は頭にスイッチがあるのだと思う


ボディタッチ、近距離にはだいぶ慣れてきたけど
それでも自分の中でのある一線を越えられるとダメなんだと思った

ぎゅっと抱きしめられたり
頭撫でられたらきっと一発で落ちてしまうだろう
キュン死にする


めちゃくちゃ凹みまくってるときに
頭をぽん、ってしてくれて
その後の飲み会でヤケになって潰れ
肩を抱いて支えてくれた時に私のキュン死にメーターは振りきれたんだろう

それから意識した
意識したのは事実だ
それは認める


私はわかりやすい奴だから
恐らくそれで向こうもその気になったんだろう

ところが
まぁ徴候はあったが
その人は人間的に大いに問題アリなのがよく分かって
私は女だし扱える自信が全くなくなり
これは止めたほうがいいと思って避けてみている


それがなかったとして
別にその人がいなきゃどうだってこともなければ
知りたいと思うかと言えば微妙だし
一緒にいたいかって言われれば別にそうは思わない

何かしてあげたい
とかも思わない


これは好き、なんじゃなくて意識している
って言うんだと思う


でも前に誰かを「好き」だった時も
多分恋に恋してたんじゃないかと思う
知りたいとはそんなに思わなかったから
ずっといれたらいいなとは思ってた
けど、やれるか？って考えたら想像は出来ないっていう感じではあった。

よくしてくれる誰かが欲しいだけなんだろうな
愛を知らないのかも
そんな感情を抱いたことがないのかもしれない

これからそういうことがあるのかな
誰かをちゃんと愛せることがあるのかな



とりあえず
その彼のことは分からない
きっと顔を見て話したりなんかしたら無駄に意識しちゃって反応してしまうんだろう
きっと

昔の私はそれを
「好き」なんだと思ったし
恋だと思った


今は
これを何と言っていいのかよく分からない
それが最近ちょっと苦しい