官能は紙一重☆*:・°★:*:・°☆:*:・°

堪能することと冷静さはいつも紙一重。
あなたが私に為すことを、私はすべて目を凝らして見ているの。
社会的な一人の男性が、淫らな行為に没頭する…
私という対象を得て…。
そのこと自体も、私にとっては、例えようもない悦びをもたらすものなの☆*:・°★:*:・°☆:*:・°

言葉と吐息の狭間で、私は身もだえする。
けれど視線は、あなたからそらさずに…。
頭の中は空白などではなくて、
あなたという男の歩いてきた、歴史を手繰り寄せているの。
学んだ術のすべてが、得た知識のすべてが、
今は私の上で、一点に集約してるのね。
大きく開いた脚と脚の間に、とても偉大で尊大なものが蹲っている。
そんな感覚が、私をいとも簡単に陥落させてしまうの。
ベッドの上では、ただの男と女でいるはずなのに、
どこかに尊敬の念がなければ、私はあなたに脚を開かない。
力強い指で、私の頼りない足首をギュッと掴んで、
少々手荒く扱っても構わないわ。
「捕まえた獲物に容赦はしない」と、あなたはいつか、言ったでしょう？
そんな男に、捕まりたかった私なんだもの。
容赦はしないで…
荒々しくて執拗で、けれど濃厚で甘美に、私を愛して…。
その行為自体も、本当は紙一重。
大昔から紙一重。
犯されているのか、愛されているのか、
永遠の紙一重☆*:・°★:*:・°☆:*:・°