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上等のシルクは官能のために…☆*:・°★:*:・°☆:*:

2006年06月03日 00:34

上等のシルクは官能のために…☆*:・°★:*:・°☆:*:

上等のシルクは、いとも簡単に肩から滑り落ちる。
肩から滑り落ちて、程よいところに絡み付いている。
あなたのせいでもなく、私のせいでもなく、
上等のシルクは、官能にふさわしい情景を勝手に作り出すの。☆*:・°★:*:・°☆:*:・°


馴染んだあなたの重さが私の体の上にかかる。
背後に背負ったものをすべて、私に投げ出すようにして…。
この重さが無ければ、抱かれることはいかに味気ないものだろうかと、私はいつも思うわ。
過去の無い、成熟していない男性なんて、なんてつまらないものだろうか…と。
こんな華奢な両腕にも、あなたを包み込むことは十分にできるの。
私の知らない昨日のあなたの浮気も、
私の生まれる前のあなたの恋も、
この腕に包み込むことで、かりそめに…かりそめに無かったことになる。
私は女だから、女だからこそそう思えるの。
包みこむ性と包み込まれる性に、年齢は関係ないわ。

私の口紅が、ワイシャツに付いては困るというあなた。
そのくせあなたの匂いを、私に濃く残そうとするのは何故?
ほら、今日もシルクブラウスが、歓喜の衣擦れの音を…
きちっとしたものが、堕ちかかってゆく様子を見ること。
それがあなたには、特別な悦びなのね。
初めから堕ちているものになんて、
まったく興味の無いあなただもの☆*:・°★:*:・°☆:*:・°

このウラログへのコメント

  • 吉☆ 2006年06月03日 09:47

    堕ちて行く風情が悦び
    初めから堕ちているものなんて
    私も興味ありません
    堕ちたものをまた愛でる

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