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逆転勝ちを狙うチャッティ(4)

2009年08月29日 19:54

5度目のコールでようやく相手と繋がる。


「今着いたよ」との事。ほっと胸を撫で下ろす。


何処に居るの?の問いに「どうしよっかな~。教えようかな~」と勿体ぶる彼女


辺りを見回すとたくさんの人。
しかし電話を掛けている女性は自ずと絞られる。


切符売り場の前にそれらしき人を発見し近づく自分。電話からの声とリンクする。見つけた。


見つけちゃったよ、と近づく自分。振り向く相手。びっくり気味。


まずはこんにちは、と挨拶。



身長は思ったより高い。酷いデブではないがグラマーと言うにはちょっとクタビれた体系。髪型80年代松田聖子カット。



歳は・・・30過ぎと言ったところか。



「思ったより若いね」相手の第一声。


声と顔にギャップがあるってたまに言われるよ、と返す。



食事をする約束だったが、これからどうする?と聞いてみると、「いきなり休憩じゃなくて、まずは食事をしたい」と返ってくる。



なんだ、やる気満々だ。
絶対にしてやる!と意気込んでいた自分は拍子抜け。



適当な店を見つけ、適当パスタを頼み、話に適当に相槌を打つ。



友達や同期が結婚ラッシュでご祝儀が大変、とか結婚ってそんなにいいものなのか、とか半分愚痴の様な話の内容を聞く事2時間。



そろそろ行こうかと、町田ホテル街へ向かっていく。




小奇麗なラブホテルの前に来ても「どうしようかなあ」「でも初めて会ったし」最後まで勿体ぶる彼女


強引に手を引いてホテルに入る。抵抗もせずおとなしく付いて来る。


部屋に入ってから一緒にシャワーを浴びる。


体はぽちゃっとしていたが、有り余る性欲武器にむしゃぶりついた。



そして、30分後には無事一回戦を終える。


少しの休憩を挟み、二度目をしようと相手に乗りかかる。


彼女も受け入れ態勢。


コンドームを反対に着けてしまい、使い物にならなくなったので外し、生で入れようとする自分。



しかし「生は駄目」「そんな人じゃないでしょう?」と窘められ断念する。



相手が嫌がるなら仕方がない。今回は一度きりか。ちょっと残念。


それでもチャットでここまでの成果を挙げた自分に酔った。


性欲はまだ余っていたが気分は良かった。



・・・時間はいつの間にか23時。
このまま朝までかな、と考えた。向こうもそのつもりだったろう。



しかし1時間後、
彼女から発せられた言葉に疑問と脅威を感じ、無理やり帰ることにする。



最後に続く。

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