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落日

2009年08月26日 18:48

70代くらいの夫婦が、防波堤を歩いて夕日が落ちるのを眺めに来た。ハシケの突端に向かって段々小さくなり、やがて二つの小さなシルエットは、二人してしゃがみこんだ。水平線のうすあおからピンクへのグラデーションが刻一刻と薄暗さを増して行く中、ぼくは、足元の波音に耳をそばだてる。

やがて二つの影は立ち上がり、再びゆっくりとこちらに向かって大きく近付く。
そうして、すれ違い様に、ぼくの大人しい犬の頭をなでながら二人して微笑んだ。
「お先に。ごゆっくり。」
順にぼくに告げると、優雅な品のある足取りで、また二人してゆっくりと、ぼくから遠ざかって行った。もう、海は、光を反射することを止め、その果てしない暗さ自身を見せ始めていた。心なしか、波音が大きくなったような気がした。

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