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Maria-4

2009年08月11日 18:07

その女性はMariaと一緒に仕事している同僚だった。
つまりは私の下で働いている女性の一人だ。
Mariaとこうして交わる事を他人に知られる事すら気恥ずかしいのに、それが知人で同室の人となると尚更であった。
しかし顔を合わせ挨拶までした今、そこから逃げる訳にもいかなかった。

部屋へ入るとそこはリビングになっていて、彼女旦那は無論、数人の子供がソファーに座っていて、テレビを見てた様だった。
私は一応彼女旦那に気まずく挨拶をすると、既に話が付いているのだろう、直ぐに彼女はMariaと私を寝室に通された。
こうなると何か出鼻を挫かれた者の様に私は俎板の上の鯉の如きMariaのペースに従った。

彼女が寝室を出てドアーを閉めるとMariaは私の首に腕を巻きつけ彼女と唇を合わせた。
直ぐに私から離れると服を脱ぎ始め、私もそれに倣い脱ぎ始めた。
先に脱ぎ終えたMariaはそのままベッドに仰向けになり目で私を促している様だった。
私はMariaの顔に近付け唇を合わせながら隣に横たわった。
Mariaもそう思っていただろうけれど、私自身も今日が二人にとって最後だと十二分に心に留め、許す限り時間を掛けて愛し合いたかった。
大分永い時間が過ぎた頃、私はMariaの顔を見ながら最後の仕上げの時を見計らっていた。

激しい時を終え、私は崩れる様にMariaの身体の上に重なった。少しして呼吸が整ってからMariaの中から離れ、隣に仰向けになった。
するとMariaは身体を回転し腹這いになると、そのまま身体を私の足元の方に移動させ、未だ濡れたままの軟化した私のモノを口に含んだ。
私にしては初めての事で激しい感激を覚えたが如何対応すれば良いか解らなかった。
その間Mariaは私のモノに着いている物を舐め尽すかの様に丹念に下を回した。
私は身体を起こし「有難う」と言い、Mariaの顔を持ち上げ、その唇を今度は私が吸い取った。
そして暫しの抱擁の後、身繕いをし、Mariaはベッドのシーツの皺を直し部屋を出た。
居間に居る彼女らに礼を言って急いでその場を出て、Mariaの手を取り地下鉄の駅まで歩いて別れた。

そこから私のアパートまでは30分ぐらい掛かる。私は地下鉄の揺れに身を任せながら先程までの経過を思い返していた。
それにしてもなんて彼等はおおらかなんだろう。日本ではとても考えられない事だ。
それとMariaが最後にしてくれた行為に私の心の高まりはなかなか醒めず、40年も経過した今でさえ鮮明に脳裏に浮かぶ。


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