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蒼い芝生の上で

2009年08月07日 01:18

僕たちは戸惑っていた。夏の昼下がり。

蒼い芝生の上で、穏やかに時間が流れる。手探りで、どこかはにかんだ時が過ぎていく。心地よい時の流れ。

湿った芝生の上に、彼女が寝そべる。

戸惑っていたのは、僕だけかもしれない。

時おり吹くそよ風が、彼女の髪を揺らす。彼女の髪の匂い。

ひざの上に、彼女を乗せる。

風が止んだ。ほのかに、甘酸っぱい香り。僕は、戸惑いながら、その香りを探す。

甘酸っぱい香りが漂う。僕は、その香りに、そっと口づける。

かすかに彼女の背中が動く。少し震えていたかもしれない。僕は、甘酸っぱい香りにそっと手を触れた。もう一度、口づけした。

犬を連れて歩く人たち。自転車で連れ立って通り過ぎる子供たち。

僕たちは、戸惑うのをやめた。

甘酸っぱい香りは強くなっていく。すぐ近くまで。深く口づけをした。温かく強い香りの泉。

僕は・・・もう戸惑わない。

柔らかなブラウスの中。
彼女は目をつぶり、顔を覆う。深い吐息。柔らかなスカート

ひとつの世界。まわりは見えていても、関係なかった。僕たちの世界。

心地よく愛おしい時が、いつまでも続いていく。

蒼い芝生の上。限りなく澄んだ空。遠い夏の日の夕暮れ。

このウラログへのコメント

  • jane 2009年08月09日 00:03

    > まこさん

    愛は強いですよ・・・それと、若さも。
    何てゆうか、覗かれてても関係ない。怖いモノなしですもんね(笑

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