青山ロックンロールショー

5月9日午後5時半頃に、急に、「そうだ、忌野清志郎に最後のあいさつにいこう」と思い立ち、茗荷谷から青山1丁目まで走り出しました。距離は8.1kmです。
　道中、ずっとRCサクセションの「COVERS」を聞いていました。彼のpositonは僕が最も尊敬するもので、決して権威の側につかない、多数の意見につかないというものです。
　僕が一番嫌いな2チャンネルやらyahooのコメントに投稿する輩とはそこのところが違います。権威だけでなく、大向こうを切った意見を疑う態度です。
　だから原発を疑問に思い、社会主義も資本主義も偉い人も貧乏な人もないと言い切るのです。
　MicrosoftがくっついているMSNのニュースなどは産経のものですから、この点、見事に体制側におもねるものですし、これがまた、若い人たちを引っ張っているのでしょうね。Yahooなどのポータルに配信されるものも、偏ったものが多く、結局、いろいろな情報を得ることができるはずのネットで人々が得るものは権力におもねる意見だけということになります（情報を引き出すというのは一つの技術なのですから）。
　
　青山葬儀場では1時間待つだけで済みました。みんなまじめに列を作って並んでいます。ロックっぽい恰好の人は数少ないのでちょっとさみしい思いでした。だって、青山ロックンロールショーですよ！僕のようなランニングシャツでiPos聞きながらっていうのはあまりいません。花を持って静かに並んでいます。もっとにぎやかなのを期待していたんですけどね。
　献花するときにはさすがにジーンとしました。ちょっとしめったショーだったけど、次はもっと面白いショーをしてくれよ、清志郎！