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怖い話

2018年07月09日 21:46

工藤美代子の新刊でちょっと考えさせられた話があった。

ある大会社の会長の愛人として30年暮らした女性

マンションも毎月のお金も、欲しいものは全て与えられ、歳をとってからも毎週食事に行くような関係でいた。全てが満たされていた。

でもその会長が来なくなった。何ヶ月待っても姿を見せない。お金も振り込まれなくなった。

彼女はふと会長が買ってくれた自分のお墓を見に行こうと思い立つ。

墓地に行くと真新しい卒塔婆が目に付いた。見てみるとまさにそれこそが会長のお墓だった。


お墓に呼ばれた、というオカルト話では済まないのがここから。

彼女は会長が亡くなったことを知らなかった。いつどのようにして亡くなったのか、何もわからない。

会社に電話しても個人情報は教えられないという。

もちろんご家庭に連絡することはできない。

彼女へのお金は会長のポケットマネーだったから彼女にお金が流れていたことを誰も知らない。

会社が亡くなったことで彼女の存在を知るものは誰もいなくなった。

過去30年の彼女の人生のことも誰も知らない。

今後の生活も。


自業自得と言ってしまえばその通りなのだが、

これは怖い話だと思った。

幸せなど薄氷の上。

人の人生も。

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