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続 ダヴィンチ・コード

2018年05月30日 10:14

ダヴィンチ・コード全3巻読み終わり。


正直、中盤以降は盛り上がらなかった。

半ばでだいたいネタバレしてしまうし、興味の焦点は暗号が最終的にどこの場所を示しているのか、になるのだが、イギリスの地名とか建造物に詳しくないので全く盛り上がることができない。

オプス・デイが暗躍しているように見せかけて全然関係なかったり、意外としょぼい。

映画公開後はあまり話題にならないのも仕方ない感。



さて、リアルでこのシオン修道会イエスの血脈関係の話でメチャ面白い場面は、シオン修道会という秘密結社イエスの子孫を守ってきた、という独自の調査結果にたどり着いたイギリス人ジャーナリストヘンリーリンカーンが、

現代のシオン修道会の重要人物であるピエールプランタールに初めてインタビューをした時。


プランタールはアパートの家賃値上げに反対する集まりをシオン修道会と名付けてしまうようなイタズラ好きというかオモシロおじさんというか、悪く言えば詐欺師であるが、

大物ぶってインタビューを受けるプランタールに、リンカーンがマジ顔で

あなたはイエスの子孫を守っているのではないか

と質問する。

リンカーンはこの時の様子を、プランタールは非常に驚き狼狽えたように見えた、とドヤ顔で自分がものすごい秘密を言い当てたつもりで自慢気に書いているが、


そりゃイギリステレビ関係者がわざわざフランスまでインタビューに来て、真顔で

あなたはイエスの子孫を守っているだろ!

と言えばめっちゃ驚くわな。

こいつ、ヤバいやつなんじゃ、くらいは思うだろ、狼狽えもするわ。


しかしここからが天性のイタズラ好きの詐欺師。勿体ぶった話をのらりくらりとして、シオン修道会と自分を歴史上超重要人物と思わせてしまう。

このイタズラがなければダヴィンチ・コードは生まれなかった。

プランタールは、ピエールプランタール・サンクレール貴族っぽい偽名を名乗っていたのだが、

ダヴィンチ・コードのなかでは、イエスの血脈はプランタール家とサンクレール家と名乗っているという設定になっている。

プランタールがダヴィンチ・コードを読んでいたらどうしていただろう、自分がイエス・キリストの子孫だと名乗り出たのではないか。

いや、むしろ著作権問題で大揉めしたか。

なにしろ、ダヴィンチ・コードのなかに出てくるシオン修道会の歴代総長の記録などは全てプランタールの創作した文書の無断転載だから。


ても、プランタールも楽しかっただろうなあ。

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