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「ダンサー・イン・ザ・ダーク」レビュー☆

2017年12月04日 00:21

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」レビュー☆

ビョーク主演他。セルマは歌う、命よりも大切なもののために―。チェコからアメリカにやってきたセルマ(ビョーク)は女手ひとつで息子を育てながら、工場で働いている。セルマを母のように見守る年上親友キャシー(カトリーヌ・ドヌーヴ)。何かにつけて息子の面倒を見てくれる隣人のビル(デビッドモス)夫妻、セルマに静かに想いを寄せるジェフピーター・ストーメア)。様々な愛に支えられながらもセルマには、誰にも言えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたいと懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへと彼女を導いていく・・・。カンヌ国際映画祭パルムドール他2冠に輝いた衝撃の感動作は世紀を越え、全世界へ。

6/10点!!物語の初めから工場で共に働くキャシーも工場長セルマのミスを責めることなくいつも親切だし、特別美人というわけでもないのにセルマをひたすら思い続けて仕事終わりに待っている男性ジェフがいるし、隣人夫婦セルマの内職を手伝ってくれるしで、セルマのこれまでの彼らとの関わりや人となりがわからない中で「皆親切。貧しいけれど幸せ。」みたいに描かれているのが、とても不自然に感じました。セルマも空想の中でボッーとして仕事で迷惑をかけても反応が薄いし、(見えないとは別に。)服も髪も無頓着で、とてもモテるとは思えないし、ザ・悲劇のヒロインなのですが、共感出来ないと言いますか・・・。息子以外に執着しておらず、生きようとする力を感じないんですよね。それも自分から見た息子の幸せでしかないので、キャシーの訴えに悩むこともなく耳も傾けない。息子の自分の目が見えなくなるかも知れないという恐怖と母親死刑になる恐怖だったら、精神的にダメージがあるのはどっちもどっちだと思うのですが、その辺りは考えられないようで、それが受け入れられなかったのかも知れません。でも、ビョークが歌い出したら、ひたすら転がり落ちていく展開でも、音楽が素晴らしく、惹きつけられます。彼女が空想の中だけでなく、いつもあんな風に歌っているというのならば、ジェフが惚れるのもわかるのですが(>_<)ミュージカルのテンポや挿入の仕方がとても変わっていて、観たことのない違和感が心地良くて、隣人の件りや死刑台へ行く際も、ここでミュージカルか~と驚きました。クライマックスセルマが息子の名前を叫び続けるシーンは泣けました。初めてセルマが自分の根っこの感情を見せ、願いを叫んだシーンだったので。もっと早くからそういう展開にしてくれれば、ずっと号泣パターンだったはず。転がり落ちるだけの救いのない話ですが、音楽がとても良いので、また観たいです。良さが発見できるかも知れないし。2000年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2017年12月04日 17:35

    えっ、、最後は、、とっても
    切ない系なのですね(>_<)

  • ユリ 2017年12月04日 22:24

    > はらぺこさん
    もしかして、はらぺこさんも名作スルーしてきた方ですか?切ないというか絶望ですよね。鬱映画といわれるだけあります。でも、好きです。

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